- 科名
- キク科
- 学名
- Bidens pilosa var. pilosa
- 別名
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- 場所
- 野原 荒れ地 など
- 草姿
- 直立
- 草丈
- 50cm~1m
- 主な開花期
- 9月~11月
こんな植物です
見られる場所・季節
原産は熱帯アメリカとされ、世界の暖帯から熱帯に分布します。日本には江戸時代に渡来し、今では本州中部より西の地域に根付いています。野原や荒れ地、道端のほか、湿り気のある山野の川沿いなどでも見かけます。主な開花期は秋で、冬には枯れてしまう一年草です。
見た目
茎は枝分かれしながら直立し、高さは50cm~1mほどになります。葉っぱは3~5枚の小葉からなる複葉で、縁はギザギザになり、先端に付く小葉は先が尖ります。茎の下の方は葉が左右同じ位置に付く対生で、上の方は左右交互に付く互生です。
秋になると茎の上の方から花茎を伸ばし、黄色い花を咲かせます。花びら(舌状花)はもたず、管状で先端の開いた筒状花が集まって、ひとつの頭花を形作ります。
花のあとはタネ(痩果)が束になってでき、熟すと放射状に広がります。タネは細長く、先端には3~4本の鋭いトゲが生え、その縁にはさらに細かいトゲが下向きに並びます。このトゲが衣服や動物の毛に引っかかって、タネが遠くに運ばれます。
花後は細長いタネ(痩果)が束になって付き、熟すと放射状に広がります。タネの先端には3~4本の鋭いトゲ(冠毛)が生えており、トゲの縁にはさらに細かいトゲが下向きに並んでいます。この細かいトゲが衣服や動物の毛に引っかかり、タネが遠くまで運ばれます。
仲間に白い花びらをもつシロノセンダングサ(var. minor)、タチアワユキセンダングサ(var. radiata)があります。
名前の由来
小型のセンダングサの意味ですが、比較しても大きさは特に変わらないです。
にている仲間
センダングサ〔Bidens biternata〕
黄色い花びら(舌状花)が数個付くので、その点で区別できます。また、花の形がどちらかというと縦長です。
コバノセンダングサ 〔Bidens bipinnata〕
黄色い花びら(舌状花)が数個付きます。葉っぱの縁にギザギザが入らず、先端もやや丸っこいです。
関連する植物
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アメリカセンダングサ
キク科
北アメリカ原産の外来種で、夏~秋に生長して冬には枯れる一年草です。湿り気のある日当たり~半日陰の場所を好み、田んぼのあぜや、道端、荒れ地、川のほとりなどで見ることが出来ます。 -
コバノセンダングサ
キク科
世界各地に分布し、日本にも古い時代に入ってきたとされます。主な開花期は秋で、日当たりの良い空き地や道端などで見ることが出来ます。冬には枯れてしまう一年草です。 -
センダングサ
キク科
アジア、アフリカ、オセアニアなどに広く分布し、日本には古い時代に入ってきたとされます。日当たりの良い、湿り気がある空き地などで見ることが出来ます -
ビデンス(ウインターコスモス)
キク科 難易度★☆☆☆☆
世界中に約230種が分布するキク科の草花です。栽培されているものは、主にフェルリフォリア種とラエビス種の2種です。