タマバ(玉葉:セダム)の育て方
- 科名
- ベンケイソウ科
- 学名
- Sedum stahlii
- 別名
- -----
- 原産地
- メキシコ
- 大きさ
- 15cm~20cm
- 主な開花期
- 初夏~夏
- 耐寒性
- つよいほう
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
葉っぱが肉厚になる、メキシコ原産の多肉植物です。セダムと言うグループ(属)にはいります。葉っぱは長さが短くて厚みがあり、球や玉に近い形をしています。葉色はブドウのような暗赤色ですが、季節や栽培環境によって、ピンク色や緑色に変わります。肉眼では見にくいですが、葉っぱの表面には細かなうぶ毛が生えています。葉っぱは茎を挟んで左右に1枚ずつ付く対生ですが、一段ごとに90℃向きを変えて付くので、真上から見ると幾何学的な十字型に葉っぱが並びます。
茎は短いときは直立しますが、長く伸びてくると段々横方向になり、地面を這ったり垂れ下がるようになります。葉っぱは比較的早い時期にぽろぽろと落ちやすいです。初夏~夏にかけて、茎の頂点当たりに花を咲かせます。色は明るい黄色で星形です。小さい花ですが、葉っぱが暗めの色なので、その対比で比較的目立ちます。
育て方
- よく日に当て、水は乾燥気味にして、できるだけ徒長しないようにする。基本的な性質は虹の玉に近いので、そちらも参考にしてください。
●ポイント
日常の手入れ
葉を色づかせる
葉色は多湿や日照不足などで緑色になりやすいです。季節的には夏は緑色になりやすく、秋から冬はキレイなブドウ色に染まりやすいです。
切り戻し
茎が伸びすぎてバランスが悪くなった場合は、切り戻します。切り落とした茎はさし芽に使えます。適期は春か秋です。
日当たり・置き場所
日当たりが悪いと、てきめんに徒長します。具体的には葉っぱと葉っぱの間隔が大きく開いて間延びし、ひょろっとした姿になります。一年を通してたっぷりの日に当てて育てましょう。
耐寒性もある程度あり、霜や凍結に気をつければ屋外で冬越しできます。ただし、多湿にしない方がよいので、屋外で雨ざらしにするのはあまりよくないかもしれません。主な生長期は夏です。
水やり・肥料
水は土が乾いたら与えます。水が多いと徒長したり、葉色が褪せやすいようです。葉っぱも落ちたり枯れたりしやすいです。
肥料は植え替えなどのとき、用土に少量混ぜ込んでおけば、それ以上は要りません。
かかりやすい病害虫
とくにありません。
ふやし方
さし芽と葉ざしで増やすことができます。さし芽は葉っぱの付いた茎を適当な長さに切って土に挿します。さし芽直後は2週間ほどは水をやらず、発根を促します。葉ざしは茎から外した葉っぱ乾いた土の上に寝かせます。
その他の画像
1.対生 2.上から見た姿 3.低温で色づいた葉
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