スズランの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- ユリ(キジカクシ)科
- 学名
- Convallaria keiskei
- 用途など
- 鉢植え 庭植え
- 開花期
- 4月~5月
- 大きさ
- 高さ15cm~20cm
- 耐寒性
- つよい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・高温多湿を避けます
- ・水切れに気をつけます
- ・自然に枯れるまで葉は傷めないようにする
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 11月~12月 / 3月 |
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肥料 | 3月~4月上 / 6月 |
日常の手入れ
花後の処理
花が咲き終わったら、花茎を付け根から切り落とします。
日当たり・置き場所
日当たりでよく育ちますが高温多湿が苦手なので、地植えは明るい日陰に植えるようにします。鉢植えは春と秋は日当たりに置き、夏は暑さを避けた風通しのよい明るい日陰に置くようにします。暑さなどで葉を傷めてしまうと、十分に成長できずに翌年の花付きに影響します。晩秋に自然に枯れるまで元気な葉を保つことは大切です。寒さには強いので、特に防寒は必要ありません。
水やりと肥料
春から秋の生育期は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。冬は休眠していますが、土を湿らす程度に回数を控えて水を与えましょう。強い乾燥を好まないので、一年を通してひどく乾かさないように気をつけましょう。特に夏場は暑さを避けるとともに乾燥に注意することがコツです。地植えは適度な湿度のある土壌に植えていたら、特に水やりはいりません。
肥料はさほどたくさん必要としませんが、少量与えると花付きもよくなります。春に芽を吹く直前の3月~4月と花後にゆっくりと効くタイプのものを与えます。地植えは腐葉土などの有機質がたっぷり入っていたら、さほど肥料に気を遣わなくてもよく育ちます。
適した土
水はけがよく、腐葉土などの有機質のたっぷり入った用土が適しています。鉢植えは赤玉土(小粒)に3割ほど腐葉土を混ぜ込みます。
植え替え・植え付け
植え替えは休眠期に行います。休眠期は株ができあがって花芽もすでに作られており、少々根や茎を傷めてもダメージが少ない(その後の生長に影響が少ない)からです。ただし、厳寒期は避けた方がよく、11月~12月と3月が適期です。
地下茎が長く伸びるので、鉢植えは1~2年に1回を目安に行います。地植えも順調に生長していると、3年~5年で株が混み合ってきゅうくつになるので、株分けを兼ねた植え替えを行います。芽の先端が地表すれすれの位置に来るように植えます。
ふやし方
株分けで増やすことができます。適期は植え替えと同じです。丸く膨らんだ花芽を確認し、1株が4~5芽になるように分けます。あまり細かく分けると以降の生長がよくないので気をつけましょう。
かかりやすい病害虫
とくにありません。