シュウメイギクの育て方

キンポウゲ科 「し」からはじまる植物 山野草

シュウメイギク
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
キンポウゲ科
学名
Anemone hupehensis var. japonica
用途など
鉢植え 庭植え
開花期
8月~10月
大きさ
高さ50cm~1m
耐寒性
つよい
難易度
★★★☆☆(ふつう)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え付け・植え替え 3月~4月
肥料 9月~10月

日常の手入れ

株のそうじ

花が枯れたら花が咲いてた茎を切り戻します。これは来年も花を楽しむために必要な作業です。冬になると地上部分が枯れるので、地際から枯れた部分を取り除いておきましょう。

日当たり・置き場所

半日陰の場所を好みます。日射しが強いと乾燥して葉がかさついた感じになり、草丈が充分伸びない上に生育が悪くなります。庭木の下や家の北側の場所、生け垣の庭木の間などが適した場所です。

冬は地上部分が枯れ、地下茎の状態で越します。寒さには強いので特に防寒する必要はありません。

水やりと肥料

やや湿り気のある土壌を好むので、土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えましょう。地植えは半日陰の湿り気のある土壌に植えていれば、特に水を与える必要はありませんが、植えつけ直後から根付くまでは水を与えた方がよいでしょう。一度根付くと乾燥にもよく耐えます。

花が終わった頃に化成肥料や固形の油かすを株元から少し離した場所に置きます(花後に施す肥料のことをお礼肥といいます)。これは来年にも花を咲かせるために大切な肥料です。

適した土

水保ちがよくて有機質に富んだ、弱酸性の土を好みます。もともと日本の土壌は弱酸性の場所が多いのですが、打ち立てコンクリート枠花壇などはコンクリートの成分が土に染み出してきて土質がアルカリ性に傾くことがあります。そのような場所では育ちが悪いです。

植え替え・植え付け

地植えは環境が合えばほおっておいても株が毎年増えていき花数も多くなります。増えすぎてきゅうくつになり、生育が悪くなるような場合は、株分けも兼ねて植え替えを行います。元気に育っているのであれば、むやみに植え替えはしない方がよいでしょう。

鉢植えにする場合は、株も大きくなり子株が出てきて増えることを考えて、6号鉢(直径18cm)に1株を目安にします。地植えの場合は腐葉土などの有機質を土に混ぜ込んでおきましょう。

植え替え、植え付けともに作業の適期は3月~4月です 。

ふやし方

株分けで簡単にふやすことができます。地下茎からランナーが伸びてその先に子株ができます。その子株を掘り上げて他の場所に植え付けたり、鉢植えにします。株分けの適期は3月~4月です。

かかりやすい病害虫

害虫:アブラムシ

新芽やつぼみにアブラムシが付きます。

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