マランタの育て方
クズウコン科 学名:Maranta 用途 鉢植え 熱帯アメリカにおよそ20種が分布する多年草で、うす暗い林の下に自生します。熱帯をほうふつとさせる葉の模様が美しく、観葉植物として扱われます |
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植え替え |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
茎が長く伸びて株姿が乱れたら、適宜短く切り戻します。作業は生育期の春~秋ならいつでも可能です。
空気が乾燥して湿度不足になると、葉がくるりと丸まります。水やりとは別にときどき、霧吹きで葉に水をかけて空気中の湿度を上げるようにします。
日当たり・置き場所
直射日光は避け、一年を通して室内の明るい日陰で育てます。あまり暗い日陰だと茎が間延びして、葉色も悪くなるので気をつけましょう。柔らかい日射しが最適です。
寒さに弱く、越冬温度は10℃以上必要です。春~秋に屋外に出していたものも、冬は室内に取り込んで育てます。もし冬に葉が枯れこんだり株全体が傷んでも、地下の部分が生きていれば春暖かくなると新芽を吹くことも多いです。
水やり・肥料
高温多湿を好む植物です。春~秋の生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾きやすい夏は毎日与えた方がよいです。水切れすると葉が丸まりますが、水を与えると元に戻ります。冬は低温でほぼ生長が止まるので、水やりの回数を減らし、土の表面が乾いて数日経ってから水を与えるようにします。
肥料は春~秋の生育期、月2~3回の割合で液体肥料を与えます。固形の肥料を使用する場合は、2ヶ月に1回を目安に施します。肥料は与えすぎると根が傷んで株がダメになることがあるので、気をつけましょう。ちなみに、根が傷んで水を充分に吸えなくなった場合も葉が丸まります。
用土
水はけのよい用土が適しています。赤玉土6:腐葉土3:川砂1で混ぜた土を使います。
植え替え・植え付け
植え替えの適期は5月~6月です。根がよく張って株が大きくなるので、元気な株は2年に1回を目安に行います。
ふやし方
さし木でふやすことができます。適期は5月~8月です。節のすぐ下で茎を切ります。長さは1節~2節くらいが適当です。葉の先端を1/2くらいに切って面積を小さくし、水分の蒸発を減らします。土に挿して乾かさないように日陰で管理します。
大きくなった株は植え替え時に株分けでふやすこともできます。
かかりやすい病害虫
風通しが悪いとカイガラムシが発生するので、早めに薬剤を散布して駆除します。数が少ない場合は茎葉を傷つけないようにこすり落とします。
まとめ
一年を通して明るい日陰で育てる
越冬温度は10℃以上
高温多湿を好む、乾燥すると葉が丸まる
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