育て方はこのページの下
- 科名
- シソ科
- 学名
- Ajuga reptans
- 用途など
- グランドカバー 鉢植え
- 大きさ
- 高さ10cm~30cm
- 耐寒性
- 強いほう(0℃以上)
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
- メモ
- 明るい日陰でよく育つ
育て方
- 育てる場所は明るい日陰が適します
- 肥料が多いと、花が咲きにくくなります
- 植え替えは数年に1回でよい
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 3月~4月 / 9月~10月 |
---|---|
肥料 | 花の咲き終わったあと(少量) |
日常の手入れ
花がら摘み
花が終わったあとの花茎は根元から切り落とします。そうすることで株の消耗を防ぐことができます。花後、株元から細長い茎が這うように伸びます(この茎は”ランナー”と呼びます)。ランナーは節から根を下ろして新しい株をつくります。これの繰り返していくらでも広がるので伸びる余地がなくなったり、邪魔になる場合は、ランナーが広がらないように内側に曲げるなどして、伸びていく方向を人為的に変えましょう。
切り戻し
梅雨時期は茂りすぎて株が蒸れて病気になり枯れることがあるので、茂りすぎているようなら株の高さを半分くらいに切って風通しを良くするか、株分けを行います。
日当たり・置き場所
明るい日陰でよく育ちます。耐陰性は強く1日1時間、日が当たれば充分育ちます。逆に直射日光や西日の当たる場所では土が乾きすぎてよくありません。理想的な場所としては落葉樹の下や建物の東側などの午前中いっぱいは日があたるような場所です。
耐寒性はあり、0℃くらいまでなら外でも充分に育ちますが、霜や乾いた寒風に当たると葉が枯れるので寒冷地では簡単な霜よけが必要です。
水やりと肥料
乾燥に弱く、適湿な土壌を好みます。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。
肥料は植え付ける際に、ゆっくりと効く肥料を土に混ぜ込みます。それ以外は、基本的に与える必要はありませんが、花の咲いたあとに生育が衰えているようならかなり薄めの液体肥料を与えます。やりすぎると茎葉は茂りますが花が咲きにくくなるので要注意です。
適した土
水はけがよく、水もちのよい土を好みます。具体的には地植えの場合、腐葉土やピートモスを多めに入れます。鉢やプランターは、赤玉土7:腐葉土3の割合の用土を使用します。
植え替え・植え付け
地植えは4~5年育てていると生育が弱ってくるので、新しい場所に植え替えるか、同じ場所でも新しい土を入れて植え替えます。鉢植えは根がまわってきたら一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
タネまきと株分けができますが、株分けの方が簡単です。適期は10月~11月で、根を下ろしている細長い茎(ランナー)を先端から2~3節をつけて切り取り、節から出ている根もていねいに掘り上げ、他の場所に20cm間隔で植え付けます。鉢植えは、5号鉢(直径15cm)に1株が目安です。
かかりやすい病害虫
害虫:ハダニ・アブラムシ 病気:灰色カビ病
ハダニは高温乾燥時期に発生し、葉から栄養を吸って植物を弱らせます。アブラムシは春先から発生し、茎葉やつぼみについて栄養を吸います。見つけ次第薬剤を散布して駆除します。
灰色カビ病は傷んだ葉や花に灰色のカビが生える病気です。枯れた葉や咲き終わった花はこまめに取り除くようにします。夏に株が混み合って蒸れないようにすることも大切です。
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シソ科 難易度★☆☆☆☆
小さめの丸い葉っぱが可愛らしく、這って広がるので、グランドカバーに向く