育て方はこのページの下
- 科名
- ガガイモ(キョウチクトウ)科
- 学名
- Asclepias
- 用途など
- 庭植え 鉢植え
- 大きさ
- 高さ50cm~1m
- 耐寒性
- クラサヴィカ(7℃以上) / ツベロサ(-15℃以上)
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
- メモ
- 主に栽培されるのはクラサヴィカ種とツベロサ種
育て方
- 種によって耐寒性や性質が異なる
- 日当たりの良い環境を好む
- アブラムシがつきやすい
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 5月下~6月 |
---|---|
植え替え・株分け | 4月 |
タネまき | 4月中~5月 / 9月~10月 |
肥料 | 4月~10月(真夏は除く) |
日常の手入れ
株のそうじ
花が咲いたあと、タネを採る目的がなければ花房ごと茎の下で切り取りましょう。枯れた葉はこまめに取り除くようにします。
種の違いと栽培の注意点
主に栽培されているのは、クラサヴィカ種とツベロサ種です。決定的な違いは耐寒性が異なることで、自ずと扱いも変わります。以下に挙げるそれぞれの性質を参考にしてください。
クラサヴィカ種
耐寒性がなく7℃以下になると寒さが原因で枯れてしまいます。本来毎年育つ多年草ですが、春に播いて夏~秋に花を楽しむ一年草として扱うのが一般的です。
ツベロサ種
非常に寒さに強く、冬に茎葉は枯れても-15℃程度まで株自体は耐えるとされ、暖かくなると芽を出します。秋に播いて冬越しさせます。多年草として扱います。
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好みます。耐暑性はどの品種も同じくらいあるので、真夏の直射日光に当たっても大丈夫です。
クラサヴィカ種は秋には枯れてしまいますが、ツベロサ種は-15℃まで耐えます。寒風の強くあたる場所を避け、霜柱で根が持ち上がらないよう腐葉土などを敷いておけば容易に冬越し出来ます。
水やりと肥料
4月~10月は花も咲き、茎葉もよく伸びる生育期です。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。冬はさほどみずを必要としないので、回数を控えめにして、乾かしぎみにします。
肥料は植え付ける際に、ゆっくりと効く肥料を土に混ぜ込みます。4~10月は10日に1回の割合で液体肥料を与えます(ただし真夏は肥料を与える必要ありません)。
適した土
水はけがよく肥沃な土を好みます。地植えの場合、腐葉土を多めに入れます。鉢植えやプランターの場合は、赤玉土6:腐葉土4の割合の用土を使用します。
植え替え・植え付け
ツベロサ種は植えっぱなしにしていると株が混み合ってきて花つきが悪くなるので、2~3年に1回植え替えが必要です。植え替えは暖かくなり新芽がでてくる4月頃が適期です。苗の植え付けは遅霜の心配がなくなる5月中旬以降が適期です。
ふやし方
ツベロサ種は9月~10月、クラサヴィカ種は4月中旬~5月にタネをまきます。発芽適温は20℃~25℃、発芽日数は7日~10日です。発芽して苗が育ってきたら植え付けを行います。鉢植えの場合は6号鉢(直径18cm)に一株が目安、花壇の場合は20cm間隔で植え付けます。
株分けは植え替えと同時に行います。土をよく落として、新芽の位置を確認して、一つの株に必ず一つ以上の新芽が付くようにして株を分けます。雑菌が入らないよう株分けに使用する刃物は清潔なものを使用します。
かかりやすい病害虫
害虫:アブラムシ
春に暖かくなるとアブラムシが新芽や茎葉、つぼみに発生します。見つけ次第駆除します。
関連する植物
-
フウセントウワタ
ガガイモ(キョウチクトウ)科 難易度★☆☆☆☆
トゲトゲの生えた風船状の果実がユニーク