ユッカの育て方
ユッカ(キジカクシ)科 学名:Yucca用途 鉢植え ユッカは北アメリカ~中央アメリカにおよそ50種が分布する樹木もしくは多年草です。日本では古くから庭園樹として数種類が広く利用されており、近年では観葉植物としても親しまれています。 |
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植え替え |
肥料 |
季節・日常の手入れ
仕立て直し
生長してくると下の方の葉が落ちて、茎が間延びしたバランスの悪い姿になってしまいます。仕立て直しをする場合は、枝分かれしている部分から5cmくらいを残して切り詰めます。そうすると、切り口近くから新たな芽が吹いてきます。ワキ芽の数が多すぎるようなら、付け根からかき取ってもかまいません
葉のそうじ
室内で育てていて葉にホコリがたまる場合は濡らしたティッシュで表面を軽く拭いてあげましょう。
日当たり・置き場所 ポイント
日当たりを非常に好む植物です。日陰や室内のあまり日の当たらない場所でも育てることはできますが葉が細く弱々しくなります。4月~10月までは屋外の日のよく当たる場所で育てると元気で丈夫な株になります。ただし真夏のベランダはコンクリートの照り返しなどで予想以上に温度が上がってしまうので、コンクリートの上に直置きせずに少し風通しの良い場所に置きましょう。
青年の木はユッカの中では寒さに弱い方ですが、5℃以上あれば問題なく育ちます。11月以降は室内に取り込んで窓際の日当たりの良い場所で育てましょう。ユッカの中でもアツバキミガヨランやイトランなどの品種は寒さに強く屋外でも冬越しできます。
水やり・肥料 ポイント
乾燥には非常に強い植物です。逆に水をやりすぎて幹を腐らせないように注意しましょう。春から秋にかけては土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにします。冬は気温の低下とともに生長も緩慢になるので、水やりの回数は控えめに。土の表面が乾いて1週間経ってから与えるようにします。
肥料は生育期の5月~9月の生育期間に与えます。1ヶ月に1回、ゆっくりと効くタイプの固形の肥料を株元に置きます。鉢の大きさや肥料の種類によって与える量が違いますが、使用している肥料のラベルに記載されている標準の量を目安にして与えます。肥料を与えすぎると生長に勢いが付きすぎて草姿が乱れます。
用土
水はけの良い土であれば特に選ばずに育てることができます。赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用しましょう。市販の観葉植物の培養土をそのまま使用してもかまいません。
植え替え・植え付け
生育が旺盛なので、2年に1回を目安に植え替えます。適期は5~9月です。鉢の底から根が伸びてきているようであれば植え替えの合図です。小さな鉢なら一年でそのような状態になることもあります。鉢から抜いた株は一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えましょう。
ふやし方
挿し木と幹ざしができます。気温の高い5月~9月が適期です。
挿し木はワキ芽を幹をえぐるように樹皮を付けてそぎ取って用土を入れた鉢に挿すと、2ヶ月くらいで根が出てきます。
幹ざしは幹を好きな長さに切って(一般家庭で育てられる限度として15cmくらいから1.5mくらいまでの間が良いでしょう)用土を入れた鉢にしっかりと幹を挿します。幹が長くてぐらつく場合は根が出るまで鉢と幹をヒモで固定するとよいでしょう
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かかりやすい病害虫
害虫 ハダニ
ハダニは高温乾燥期に発生します。主に葉裏について吸汁します。被害が大きくなると葉の色がかすり状に抜けて生育も衰えます。見つけ次第薬剤を散布して駆除します。
まとめ
乾燥に強いので水のやり過ぎに注意
越冬温度は5℃以上
春から秋は十分日の当たるところに置きます
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観葉植物