ユキヤナギの育て方
バラ科 学名:Euryops pectinatus 用途 地植え 鉢植え 日本や中国に分布する落葉性の低木です。株元から枝をたくさん出してわさわさと茂ります。緩やかなアールを描きながら長くしなやかに枝垂れる枝と株を被うほど咲く白い花が特長です |
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開花期 |
花芽形成 |
植え付け |
剪定 |
肥料 |
季節・日常の手入れ
剪定とその理由
枝の伸びの勢いが強い植物なので、ほおっておくと枝がたくさんでてきて、ごちゃごちゃした樹形になります。こうなると風通しが悪くなり株が蒸れたり、株の内部まで充分日が当たらなくなり、枯れ枝や生長の弱い細い枝がでやすくなります。
枝が混み合った部分を間引いて風通しをよくすると同時に樹形を整えましょう。また、株が古くなると花付きが悪くなる上に、枯れた枝も目立つようになり見苦しくなります。古株は思いきって株元から30cmほど残してばっさりと刈り込んで、新しい枝を出させることにより株を若返らせます。
作業の適期は花の終わった頃~5月下旬です。9~10月にはよく春の花芽が枝の中でつくられるので、それ以降の切り戻しは避けます。ただし、古い枝や枯れ枝は花の咲く前の1~2月に切ってしまってもかまいません。
根づまりとその対策
根づまりになり株の生育が衰えてきたら、図のように株を中心として四方向にミゾを掘って新しい土と堆肥を混ぜたものを入れます。そうすることによって新たに根が生長して再び元気になります。ミゾの幅は10cm~15cmくらいで。
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所が最適です。日陰に植えると花つきが悪くなる上に生育も良くないので、できるだけ日当たりの良い場所を選びましょう。
寒さには強く霜に当たっても枯れることはないので防寒対策をする必要はありません。ちなみに秋に紅葉して冬には葉が全部落ちて枝の状態で冬を越します。
水やり・肥料
基本的に地植えで育てるので、真夏に極端に乾くときや植え付け直後以外は水を与える必要はありません。小苗を鉢植えにしている場合は土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。
肥料は1月から2月に1回、油かすと骨粉を7:3に混ぜたものを株元に与えます。同様の肥料を8月にも与えます。
用土
有機質に富んだ水はけのよい土を好みます。丈夫な植物なのでやせた土地でも育ちますが、その場合は普通よりも枝が細くなります。それはそれで株全体のフォルムが細くなってキレイです。できれば植え付ける前に腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきましょう。
植え替え・植え付け
植え替えは特に行う必要はありませんが株分けを行うときや株を他の場所に移動させるときに行います。丈夫な植物なので掘り上げる際に多少根を傷めても枯れることなく簡単に根が付きます。適期は2~3月です。
植え付けは真夏以外はいつでも行えますが適期は2~3月です。早咲きの品種は11月~12月に植え付けます。
ふやし方
株分けでふやすことができます。
株分けは掘り上げて地際からでている枝が同じ本数になるように2つに分けます。ばりっとまっぷたつに分けた際、多少傷んでも根は付くのでそれほど心配いりません 。
かかりやすい病害虫
病気 うどんこ病 / 害虫 アブラムシ カイガラムシ
まとめ
日陰の場所では生育がよくありません
風通しを良くして害虫の発生を防ぎます
生育が悪くなったら土の入れ替えを行います
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