ヤサシイエンゲイ

にょろにょろ茂る

ワカミドリ(若緑:クラッスラ)

若緑
科名:ベンケイソウ科
学名:Crassula lycopodioides var. pseudolycopodioides
原産地:南アフリカ アフリカ南西部
草丈:20cm~30cm

難易度バー バー バー バー バー やさしい
耐寒性バー バー バー バー バー ふつう
耐暑性バー バー バー バー バー つよい

ワカミドリ(若緑:クラッスラ)とは

C.はCrassulaの略

若緑の花
ワカミドリの花
茎葉が棒状にひょろりと伸びるタイプのクラッスラです。一般的には多肉植物として扱われます。葉っぱは先端のとがった鱗片状で小さく、密につきます。その株姿は一見、茎だけが伸びているようにも見えます。

葉っぱは鮮やかな緑色ですが、日当たりなどの環境によって濃い緑色や黄緑色にもなります。茎の途中から芽を出して枝分かれして、わさわさと茂ります。生長すると草丈は30cmほどになります。株が大きくなっていくと下の方の葉っぱは落ちて茎がむき出しになり、小さな木のようになります。

主な開花期は秋で、花姿はごく小さな星形で色は黄色です。大きさも咲き方も控えめな花で、茎にぴったりくっつよくような感じで、葉っぱの間から顔を覗かせるように咲きます。花には独特のにおいがあります。

見た目がそっくりな仲間に青鎖龍(セイサリュウ:C. muscosa)があります。

育て方

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え替え・さし芽

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日当たり・置き場所
日当たり~明るい日陰で育てます。日照不足になると茎が間延びして垂れるので、暗い日陰はよくありません。暑さには強く春から秋は屋外でも大丈夫です。秋以降の長雨など、低温時の多湿は株が傷んで弱るので気をつけます。

耐寒性はそこそこあり、冬は霜や凍結に気をつければ大丈夫です。屋外で育てているものは、ベランダなど屋根のある場所に置きます 。

水やり
主な生育期間は春~秋です。基本的に乾燥気味を好むので、一年を通して水やりは控えめでよいです。特に冬は生長しないので、水やりの回数をぐっと少なくして、乾かし気味にします。

肥料は植え替える際など土に少量混ぜ込んでおけば、それ以上やらなくても育ちます。どうも肥料や水が潤沢だと、上には伸びるけど枝分かれしにくい傾向にあるようです。

ふやし方
さし芽で増やすことができます。茎葉を適当な長さに切って、土にささる部分は葉っぱを落として、ぐらぐらしないよう乾いた土に挿します。

ごく短く切った茎葉を土の上にばらまいておくだけでも根付きます。根が出て生長をはじめると、先端から立ち上がり上に伸びます。

適期は春から夏で、挿したあとは10日から2週間ほど水をやらずに乾かします。

手入れ、など
上に伸びすぎてバランスが悪くなったら、先端を摘み取ります。そうすると下の方から新しい芽が吹いて伸びてきます。ひょろりと棒状に伸びるクラッスラの中でも比較的自然に枝分かれするので、しなくてもよく茂ることもあります。

環境によるものかよくわかりませんが、ポキポキと茎が折れることがあるので、乱暴に扱わないようにします。

ポイント
一年を通して肥料と水は控えめに。低温時の多湿、霜や凍結に気をつける。

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