ワイヤープランツ(ミューレンベッキア)の育て方
タデ科 学名:Muehlenbeckia 用途 鉢植え 露地植え 葉っぱは1cmほどのタマゴ型、濃緑色で光沢あり、わさっと茂ると美しいです。細い茎は赤茶色で光沢があり細かく枝分かれします。この茎が針金のように見えるところからワイヤープランツの名前があります |
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開花期 |
植え付け |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
枝はよく伸びる上に細かく枝分かれしますので、株のバランスが悪くなったら適宜切り戻します。どこで切ってもたいがい節から芽が伸びてきますので、自分の好みの適当な位置で切り戻せばよいでしょう。作業は生育期であればいつでもできます。また、枯れた葉は見栄えが悪くなるので、こまめに取り除きましょう。
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所~半日陰の場所で良く育ちます。ある程度の耐陰性もあるので一年を通して室内で育てることもできます。室内に置く場合は窓際など日の当たる明るい場所を選びましょう。ベランダや屋外で育てる場合、真夏だけ直射日光を避け明るい日陰に移動させましょう。
耐寒性は強く-5℃前後まで耐えます。ただし、寒風や霜に当たると葉が落ちてしまうので、鉢植えはベランダや室内の日当たりのよい場所に移しましょう。霜の心配のない地域では、屋外でも落葉せずに常緑になります。地面の凍結がなければ、露地植えでも育ちます。
また、霜や寒風に当たり葉が落ちてしまっても、株が生きていれば春に芽を出して復活します。
水やり・肥料
水切れに注意すれば育てやすい植物で、乾燥させると葉が黄色くなり枯れる上に、株自体の生長も極端に悪くなります。春~秋は土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与えましょう。同時に霧吹きなどで葉や茎にもたっぷりと水をかけて(葉水と言います)少しでも湿度を高く保つようにします。また葉水にはハダニの発生を抑える効果もあります。秋に気温が下がってきたら徐々に水やりの回数を減らして冬はやや乾燥気味に管理します。
肥料を好む植物ですので、春~秋の生育期は肥料を切らさないように、液体肥料を2週間に1回程度与えます。
用土
水はけが良く、肥沃な土が適しています。用土には腐葉土などの腐植質を混ぜ込んでおきましょう。
植え替え・植え付け
鉢の中が根でいっぱいになってしまったら、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの適期は5~6月です。
ふやし方
さし木、タネまきでふやすことができます。
さし木は茎を6~7cmの長さに切り取り、下の方の葉をとりさし穂とします。箱や平鉢に赤玉土を入れて、ぐらつかないようにさし穂の下1/3くらいを挿します。根が出るまで乾かさないように管理して、その後ビニールポットなどに1本ずつ植え替えて育苗します。
タネから育てる場合、発芽までの温度・湿度管理が必要な上にさし木に比べると苗が育つまで時間がかかります。
また、茎の節が地面に付くとそこから根が出ることもあり、それを親株から切り離して苗にすることもできます。
かかりやすい病害虫
病気 なし 害虫 カイガラムシ ハダニ
風通しの悪い場所で育てていると、カイガラムシが発生することがあります。カイガラムシは葉から養分を吸い、生育を阻害します。薬剤が効きにくいので見つけ次第、歯ブラシなどを使いこすり落とします。
ハダニは高温乾燥時期によく発生します。主に葉の裏について養分を吸います。見つけ次第、殺ダニ剤を散布して駆除しましょう。
まとめ
乾燥を嫌います
生育期は肥料を切らさない
寒風、霜に当たると葉が落ちる
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