トケイソウの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- トケイソウ科
- 学名
- Passiflora
- 用途など
- 鉢植え フェンス
- 開花期
- 7月~9月
- 大きさ
- つるが長く伸びる
- 耐寒性
- 種により異なる
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・切り戻しの基本は弱剪定
- ・こまめにつるを誘引する
- ・耐寒性は種により異なる
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 5月~9月 |
---|---|
剪定 | 4月下~5月 |
肥料 | 5月~10月 |
日常の手入れ
春の切り戻し
これからの生長期に向けて、春につるを整理します。伸びすぎたつるは軽く切り戻して、枯れた巻きひげなどはキレイに取り除いておきます。つるは極端に短く切り戻してしまうと芽が出てこないことがあるので、弱剪定(つるの先端から1/3まで)が基本になります。新しいつるに花を付けるので、つるの数が増えると咲く花の数も多くなります。
気温の高い時期(春から秋)なら、つるを軽く切りそろえる程度なら問題ないので、花後なども切り戻しをしてもかまいません。
つるの誘引
つるを放置しておくと姿が乱れてこんがらがってしまうので、こまめに誘引(つるを支柱などに結わえる)することが大切です。くるくると巻いた巻きひげも伸ばして支柱に引っかけます。
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育てます。おおむね暑さには強い植物です。耐寒性は種によって異なり、強いものは-5℃でも大丈夫です。耐寒性がわからない場合は0~3℃程度キープするようにします。霜に当たると株が傷むので、ベランダや室内におきます。日照不足になるとつるが間延びするので、室内におく場合は、できるだけ日当たりのよい場所を選びます。
水やりと肥料
春から秋の生育期は土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。水切れを起こすとつぼみが落ちることがあるので気をつけましょう。冬は低温でほとんど休眠状態なので水やりは回数をぐっと控えて乾かし気味にします。根が活動していないのに過湿になると根が腐ります。
肥料は春から秋2ヶ月に1回を目安に、ゆっくり効く固形肥料を与えます。
適した土
水はけがよければ特に選びません。草花の培養土など。
植え替え・植え付け
植え替えの適期は春~秋です。鉢中が根ででパンパンになると生育が衰えてしまうのでそうなる前に一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
さし木、タネまきで増やすことができます。
さし木の適期は初夏~夏です。本年伸びたつるの中でも、元気で太いものを選んで2~3節の長さに切って下の方の葉を落として、ぐらつかないように土にしっかりと挿します。早いものでは1ヶ月もすると根が張ってきます。
タネまきの適期は4月~5月です。
かかりやすい病害虫
害虫:ハダニ カイガラムシ
いずれも葉や茎について吸汁する害虫です。被害が広がると生育に支障を来すので、早めに駆除しましょう。