テンナンショウの仲間の育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- サトイモ科
- 学名
- Arisaema
- 用途など
- 鉢植え 庭植え
- 開花期
- 4月~5月
- 大きさ
- 高さ15cm~30cm
- 耐寒性
- つよい
- 難易度
- ★★★★☆(ややむずかしい)
育て方
- ・半日陰の場所で育てます
- ・花の咲く時期は雨の当たらない場所で管理します
- ・水はけのよい土を好みます
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 10月~11月 |
---|---|
肥料 | 5月~6月 / 10月 |
日常の手入れ
花後の処理
花が枯れはじめてきたら早めに切り取りましょう。
日当たり・置き場所
基本的に明るい日陰が適しており、生育期間(芽が出て葉っぱを広げている時期)は直射日光を避けた方がよいです。特に夏は強い日射しで油断すると葉焼けさせてしまうことが多いので、暗めの日陰に置いたほうが安全です。冬の寒さには強いので、特に防寒対策をする必要はありません。
花の咲く時期に注意したいのは、雨が当たると花が傷んでしまい台無しになってしまうことです。つぼみを確認したら雨の当たらない場所へ移動させましょう。
水やりと肥料
やや湿り気があるのを好みます。生育期は土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。葉が枯れた後の休眠期も土を乾かさないように水を与えます。休眠期に乾燥させると、球根が傷みます。
肥料は植え付ける際に土にあらかじめゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜておきます。その後は花の咲き終わった後(5~6月)と、地上部分が枯れた頃(10月頃)に1回ずつ、固形の油かすを与えます。
適した土
有機質に富んだ水はけのよい土を好みます。市販の「山野草の土」をそのまま使用してもかまいません。自分で混ぜる場合は、赤玉土(小粒)4:軽石(小粒)4:腐葉土2の割合で混ぜた土を使用します。軽石の代わりに性質の近い桐生砂や日向土を使用してもよいでしょう。
植え替え・植え付け
地上部分が枯れた10~11月に、球根を掘り上げて新しい用土で植え替えます。球根を掘り上げると親球の周りに子球がたくさんできていることがあるので、丁寧にはずして直径15cmの鉢に1球を目安として植えます。深さは5cmくらいの浅植えにします。はずした子球は別の場所に植え付けます。山草鉢を使用すると夏場に土の温度が必要以上に上がらず通気性もよいので育てやすいです。
ふやし方
球根を分けてふやすことができます。
10月~11月に球根を植え替える際に親球の周りにできた子球を新しい用土で植え付けます。ときどき液体肥料を与えて育てると、2年後くらいから花が咲きます。「ユキモチソウ」は分球しないのでタネをまいて育てますが植物自体に雄株と雌株があり両方ないとタネがつかない、開花までに4年くらいかかるなどタネの採取方法が少し困難です。
かかりやすい病害虫
ネジラミが球根や根を食害します。
関連する植物
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カラー
サトイモ科
球根植物。畑地性と湿地性があり、両者の性質は大きく異なる。