タアサイの育て方
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- 科名
- アブラナ科
- 学名
- Brassica rapa var. narinosa
- 用途など
- 畑 コンテナ・プランター
- 収穫
- 秋まき11月~2月 / 春まき5月~6月
- 大きさ
- 高さ20cm 株張り20cm~40cm
- 耐寒性
- ふつう
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・株間は充分にとります
- ・大株に育てたい場合は秋まきが適しています
- ・霜に当てると甘みが増し、味もよくなります
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
タネまき(平地) | 4月 / 9月~10月 |
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タネまき(寒冷地) | 5月~8月 |
家庭向きの品種
農家向けには『緑彩2号』などの一代交配種(F1種)がありますが、家庭菜園向きは特に名前の付いた品種は見られません。
栽培できる時期
中間地・暖地では秋(9月~10月)にタネをまいて、晩秋~真冬に収穫するパターンが育てやすいです。春(4月)にまくことも出来ます。寒さに当たらない 分生長は早いですが、とう立ちしやすく味はやや劣ります。秋まきして、ゆっくり育て寒さに当てたほうが味はよいです。寒冷地では初夏から晩夏(5月~9月 初)にタネをまいて、梅雨~中秋(6月~11月初)に収穫します。
畑の準備・畑作り
植え付け、タネまきの10日ほど前までに、土はよく耕し、苦土石灰と堆肥、化成肥料を適量混ぜ込んでおきます。
草丈は20cmほどですが、横に広がり大株では直径40cmほどに生長します。うね幅は余裕を持って60cm、高さは 5cm~10cmとします。植え付け、タネまき間隔は20cm~30cm、小さめから収穫する場合は2列に植えても良いでしょう。タネまき、植え付け後は 害虫を予防するため、トンネル支柱を立てて寒冷紗をかけておきます。
タネのまき方・苗作り
タネはポットにまいて、育苗してから畑に植え付けても良いですし、直まきでもかまいません。直まきの場合は点まき、すじまきどちらでも良いです。大株に仕 立てるなら点まき、こまめに間引いて利用しつつ、小振りの株をメインに収穫するならすじまきが適しています。点まきは20cm~30cm間隔で、一カ所に 5~6粒まきます。発芽した同士がふれあうくらいに育ったら、順次間引きしていきます。
間引きは、苗が充分日射しを浴びられるようにするのが目的です。混み合って上手く間引けない場合は、ハサミを使って地際でちょんぎっても良いです。
肥料
畑に直まきした場合、本葉が5~6枚に生長した頃、苗の場合、植え付けて10日ほど経ってから、ぼかしや鶏糞、化成肥料を追肥します。その後、様子を見ながら2週間に1度、同じ肥料を同量追肥します。
収穫
秋まきの場合、順調に育つと50日~60日で収穫できる大きさになります。葉の軸を避けるように株をそっと傾けて、地際から刈り取って収穫します。春まきは、とう立ちしやすくあまり大きく育たないことも多いです。小さいうちに収穫しましょう。
かかりやすい病害虫
アブラムシ、コナガなどの発生が見られます。特に春まきでは虫が付きやすいです。
コンテナ栽培
プランターやコンテナでも栽培できます。やり方は畑で育てる場合と基本的に変わりません。こまめに間引いて、十分な株間をとるようにします。場所が限られるので、出来るだけたくさん作りたいですが、風通しと日当たりが悪くなると、間延びしたり、害虫の付く原因になります。
追肥をするペースは畑での栽培と変わらないですが、少なめの量を与えるようにします。
関連する植物
-
ナノハナの仲間
アブラナ科 難易度★☆☆☆☆
春を代表する草花。充分寒さに当てて育てる。