シンゴニウム
- 科名
- サトイモ科
- 学名
- Syngonium
- 別名
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- 原産地
- 中央・南アメリカ
- 大きさ
- つる長 ~5m
- 開花期
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- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
〔〕内は学名、S.はSyngoniumの略
中央~南アメリカに約20種が分布するつる性の植物で、根を他のものに張り付かせて上へとよじ登っていきます。茎や葉を切ると木工ボンドのような乳白色の液を出します。数種類がが観葉植物として出回っています。見た感じが同じサトイモ科のカラジウムと少しかぶります。
多くの種はかたちの異なる幼葉と成葉をもっています。幼葉は株が若い頃に出す葉で、葉の軸が長く正面から見たキツネの顔や心臓のようなかたちをしています(種によりかたちは異なります)。観賞用の鉢植えで見られるものはこちらの葉で、鑑賞価値も高いです。成葉は成長した株が出す葉で、いくつかに深く切れ込み鳥の足のようなかたちをしています。葉の姿の違う若株と成株では同じ植物のように見えないところがおもしろいです。鉢植えで育てていてもたいがい、成葉が出るところまで生長しません。ちなみに成葉は大きなもので長さ80cmにもなります。
花はサトイモ科植物でよく見られる構造で、棒状の「肉穂花序(にくすいかじょ)」を白い「仏炎苞(ふつえんほう)」が半分包みます。成葉同様、鉢植えで咲くことはありません(花が咲く大きさまで株が成長していないので)。
種類
ポドフィルム〔S. podophyllum〕
メキシコ原産。日本では「シンゴニウムといったらコレ」というくらい、観葉植物としてポピュラーな種です。葉に白やクリーム色の模様が入るものなど、たくさんの園芸品種が知られています。
アウリツム〔S. auritum〕
ジャマイカ原産。種小名のアウリーツム(耳のある)が示すとおり、葉っぱ3~5つに裂けて耳のような形になります。