シーマニアの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- イワタバコ科
- 学名
- Gloxinia sylvatica (= Seemannia latifolia)
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- 10月~2月
- 大きさ
- 高さ30cm~50cm
- 耐寒性
- よわい(10℃以上)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・生長のためには冬でも15℃程度必要
- ・生育期に肥料を多めに与える
- ・過湿を嫌う
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 5月~6月 |
---|---|
肥料 | 4月下~9月上 |
日常の手入れ
株のそうじ
枯れた葉や咲き終わった花はこまめに摘むようにしましょう。特に枯れて落ちた花や葉を鉢土の表面に放置しておくとカビが生えやすいので、株元も時々チェックすることをおすすめします。
摘心
初夏に枝先を摘む(この作業を摘心もしくはピンチといいます)と、脇から芽が出てきて枝数が増え結果として花をたくさん楽しむことができます。ただし、摘心を行うと通常よりもやや花の咲く時期が遅れます。
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所が適していますが、西日や真夏の直射日光は避けましょう。春、秋は日のよく当たる戸外などに、夏は軒下など直射日光の当たらない場所に置きます。耐寒性はないので、冬は室内の日当たりのよい場所に置きます。
冬でも15℃以上の気温が保てれば生長してよく開花します。10℃以上保てれば生育は緩慢になり花も少なくなりますが、枯れることはありません。馴れれば10℃を多少切っても枯死する事はありませんが、株が傷むことがあるので、冬は10℃を目安にすればよいと思います。寒風にさらすと一夜にして枯れてしまうことがあるので気を付けましょう。
水やりと肥料
多湿を嫌いますが水切れさせるとすぐに葉がしおしおになります。土の表面が乾いてたらたっぷりと水を与えます。夏場に葉に水をかけると蒸れて葉が傷んでしまうので、葉をよけて株元にそっと水を与えるようにします。冬は生育が緩慢になるので、水やりの回数を控えてやや乾かし気味に育てます。冬でも15℃以上保てるならよく生長するので、普通に水やりを行ってもかまいません。
4月~9月の生長期に肥料をしっかりと与えて丈夫な株に育てます。液体肥料の場合は1週間に1回、化成肥料など固形の場合は、1ヶ月に1回を目安に与えます。
適した土
水はけの良い土が適しています。赤玉土6:腐葉土2:ピートモス2の割合で混ぜた土を利用します。やや柔らかい(ふかふかした)感じの土を好みます。
植え替え・植え付け
よく芽が出てすぐに鉢がいっぱいになるので、できれば毎年植え替えます。適期は5月~6月です。ひとまわり大きい鉢にそのまま植え替えてもよいですし、株分けをしてそれぞれを別の鉢に植え替えてもよいでしょう。
ふやし方
株分けでふやすことができます。細かく分けすぎると以後の生長が弱くなるので、一株に3芽以上付くように分けます。適期は5月~6月で、通常は植え替えを兼ねて行います。ついでに枝先を摘む作業も同時に行うとよいでしょう。
かかりやすい病害虫
害虫:ホコリダニ
ホコリダニは新芽などのやわらかい部分に寄生する害虫で、非常に小さいため肉眼で確認するのは難しいです。被害に遭うと新芽が変形し、ひどくなるとその部分が枯れてしまいます。新芽に白っぽい細かなホコリのようなモノが見えたらホコリダニの可能性が高いです。発生が認められた場合は、寄生している部分を切り取って殺ダニ剤を散布します。
関連する植物
-
グロキシニア
イワタバコ科 難易度★★★☆☆
主に鉢花として楽しむ植物で、ラッパ状のカラフルな花を咲かせます。