シペラス(パピルス)の育て方

カミガヤツリ科 「し」からはじまる植物 観葉植物

シペラス(パピルス)
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
カヤツリグサ科
学名
Cyperus papyrus
用途など
鉢植え
開花期
7月~8月
大きさ
高さ1.5m~2.5m
耐寒性
ややよわい(5℃以上)
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え替え・株分け 5月~6月
肥料 5月~9月

日常の手入れ

草丈が大きくなりすぎて置き場所に困ったり、鉢とのバランスが悪くなって倒れてしまうような場合は、真夏の高温期に根元からすべてばっさりと切り落とすと、地下茎から再び新芽が伸びてきます。高温期にはぐんぐん伸びるので大丈夫ですが、それ以外の季節に切り戻しをするのはやめましょう(特に冬は成長がほとんど止まるので)。

日当たり・置き場所

日光を好む植物なので一年を通してよく日に当てます。日当たりが悪い(特に室内で育てていると)と茎が細長く伸びきってバランスが悪く、草丈が高くなってしまうので注意しましょう。もし茎が長くなりすぎて倒れるようなら支柱をして支えてあげましょう。

高温を好む植物ですが、案外寒さにも強く通常、最低温度が5℃以上あれば簡単に冬越しできます。水やりを少なくして乾かしぎみに育てると0℃くらいまで耐えます。霜の当たらない場所なら外でも冬越しできます。室内に取り込む場合は、できるだけ日当たりの良い場所を選びましょう。

水やりと肥料

水を好むので生育期は常に湿っているように、毎日水を与えます。鉢の底に受け皿を敷いてその中に水を常に溜めておいても良いでしょう。

シペラスは水やりの回数で草丈を調節できます。室内で育てていて日当たりが悪い場合などは土の表面が乾いてから与えるようにするとそれほど草丈が高くならず低く抑えられます。冬はほとんど生長しないため、水やりの回数は少なくし、土の表面が乾いて3日ほど間を空けてから水を与えます。

肥料はさほど与えなくてもよく育ちます。生育期に1回(年1回)観葉植物用の置き肥を株の大きさに合わせて適宜与えます。草丈を低く抑えたい場合は肥料は全く必要ありません。与えると草丈が伸びます。


適した土

水もちの良い土が適します。赤玉土(中~小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用しましょう。またやや粘土質の土でも良く育ちます。

植え替え・植え付け

生育が旺盛な植物で、育てているうちに地下茎が鉢の底からはみ出してきます。そのような状態になったら植え替えの目安です。植え替えの適期は5~6月で、一回り大きな鉢に植え替えるか大きくなった株は株分けを行います。

ふやし方

株分け

植え替えと同時期に行います。鉢から抜いた株はまわりの土を半分ほど落として地下茎を切って株分けを行います。

さし木

比較的簡単で、水の入ったコップにさしておくだけで根がでます。茎の先端を5~6cmの長さに切って、水分の蒸発を抑えるためにすべての葉を半分くらいの長さに切りつめてから、川砂を入れた鉢に葉の付け根までしっかりとさします。夏の高温期なら1ヶ月くらいで根が出てきます。

かかりやすい病害虫

害虫:カイガラムシ

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