シランの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- ラン科
- 学名
- Bletilla striata
- 用途など
- 鉢植え 庭植え
- 開花期
- 3月~5月
- 大きさ
- 高さ30cm~1m
- 耐寒性
- つよいほう
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
育て方
- ・日当たり~半日陰でよく育ちます
- ・凍結させなければ戸外で冬越しできます
- ・肥料は花後に少し与える程度
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え・株分け | 3月 / 10月~11月上 |
---|---|
肥料 | 花後に少量 |
日常の手入れ
枯れた葉や花茎が気になれば、葉が枯れて休眠に入る冬の間に取り除いておきましょう。庭植えは環境が合えば、ほとんど手間のかからず年々増えていきます。
日当たり・置き場所
できるだけ日当たりの良い場所でそだてます。よほどの日陰でなければ問題なく育ちますが、日照不足になると間延びしたり、花付きが悪くなります。暑さにもよく耐えますが、日射しが強くて風通しが悪くて熱が溜まる場所では、夏に葉が焼けて部分的に茶色く枯れることがあります。鉢植えは、梅雨明けあたりから暑さの避けられる半日陰に移動させましょう。
凍らせなければ戸外で冬越しします。庭植えで凍結が心配なら、落葉した休眠後に腐葉土などを敷いて株を保護しましょう。
水やりと肥料
適度な湿り気のある土壌を好みますが、乾燥にもよく耐えます。鉢植えは土の表面が乾いていたらたっぷりと与えます。休眠期の冬は水やりの回数を減らして乾かし気味にします。地植えは夏にひどく乾くような日が続けば水やりをします。
肥料を与えるタイミングは花が咲き終わった後で、化成肥料や油かすを株元に施します。花を咲かせるのに使った体力を補う程度のことなので、肥料は少量でかまいません。
適した土
腐葉土など有機質のたっぷり入った土が適します。鉢植えなら赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を用います。露地植えは、水はけの良い場所を選びましょう。
植え替え・植え付け
鉢植えは毎年一回り大きい鉢に植え替えます。古いバルブから新しい芽を伸ばして、株は年々外側に広がっていきます。鉢が小さいと芽が鉢の縁にぶつかってしまい、十分成長することができません。それ以上大きくできない場合は株分けをして、株を小さくしましょう。
庭植えも長年ほっておくと株が広がる上に弱ってきます。3年~4年に1回は掘りあげて株分けをして植え替えましょう。適期は3月もしくは10月~11月上旬です。バルブの頭が隠れる程度(深さ2cm~3cm)の深さに植え付けるのが適当です。バルブの頭が地表に出てしまっても、極端な乾燥や凍結に合わない限り、さほど問題はありません。あまり細かく分けすぎると次の年に花が咲かなくなる(作落ちといいます)ので、1株に最低3つ以上のバルブが付くように分けましょう。
ふやし方
株分けで増やします。『植え替え・植え付け』を参照にしてください。
かかりやすい病害虫
害虫:アブラムシ
春先から新芽やつぼみにアブラムシが付くので、早めに駆除します。
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