育て方はこのページの下
- 科名
- サラセニア科
- 学名
- Sarracenia
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- 4月~5月
- 大きさ
- 高さ10cm~1.2m
- 耐寒性
- ややよわい(霜注意)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・用土が湿った状態を保ち、乾燥に気をつけます
- ・日当たりの良い場所で育てます
- ・霜や凍結を避ければ、屋外越冬できます
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 1月~2月 |
---|---|
肥料 | 4月~5月 / 9月~10月 |
日常の手入れ
支柱を立てる
捕虫葉が直立して長く伸びる種は、強い風に当たると付け根から折れてしまうことがあります。アサガオ用のあんどん支柱(リング支柱)などを用いて、鉢外に倒れない程度の囲いをしてあげましょう。
日当たり・置き場所
一年を通して日当たりの良い場所で育てましょう。耐暑性もあり、夏の暑さにも特に気をつけることはありません。
耐寒性は強く、霜に当てなければ屋外で冬越し可能です。不安な場合は、ベランダなど屋根のある場所に置きましょう。
水やりと肥料
もともと湿地に住む植物で、常に湿った状態を好みます。水やりは受け皿に水をためて、鉢底から水を吸収させます(この作業を”腰水”といいます)。受け皿に水がなくなったら足し、常に水をためておくようにします。ときどき上からもたっぷりと水をやります。そうすることで鉢中の汚れを流して、新鮮な酸素が入ります。
夏場は溜めてある水が傷みやすいのと、日射しに当たると水がお湯になって根を傷めることがあるので、置き場所に気をつけ、こまめに水を替えてあげます。他の季節でも、水が濁ったら取り替えるようにしましょう。
冬は低温で生長しませんが、極端に乾燥させないように水やりをします。冬の水切れは失敗しやすいポイントのひとつです。
やせた土地を好むので特に肥料は必要ありませんが、春と秋に1回ずつ液体肥料を与えましょう。食虫植物だからといって虫を意図的に与える必要はありません。
適した土
水ゴケが手軽で扱いやすいです。ただし、常に湿った状態にするので傷みやすく、1~2年に1回植え替えが必要です。
植え替え・植え付け
毎年新しい水ゴケで植え替えを行います。適期は真冬、1月~2月に行います。鉢から抜いた株は傷んだ水ゴケをていねいに取り除いて、腐って黒くなった根もていねいに取り除いて湿らした新しい水ゴケで植え替えを行います。植え付けをする際は鉢の底1/3くらいに軽石を入れて、その上に水ゴケを巻き付けた株を植えます。栽培には通気性のよい素焼きの鉢を利用するとよいでしょう。
ふやし方
タネまきと株分けでふやすことができます。タネは一般に市販されておらず自分で育てている株から採取することになりますが非常に細かくて扱いにくいので、株分けの方をおすすめします。
株分けの適期は植え替えと同じ真冬の1月~2月の時期で地際近くの根茎を枝分かれした部分で切り取ります。常に湿った状態にしておくので株分けした際の切り口から腐りやすいため、殺菌剤を塗っておきます。/p>
かかりやすい病害虫
害虫:アブラムシ
春から秋にかけて、アブラムシが発生することがあります。
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