レリア(ロックレリア系)の育て方
ラン科 学名:Laelia 用途 鉢植え レリアは中南米に約50種類が分布するランで、樹木や岩肌にへばりついて生活します。見た目や性質はカトレアに非常に近い近縁種でレリアとカトレアを交配させたものもあります |
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開花期 |
植え替え |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
花色があせて枯れてきたら花茎の付け根あたりから切り落としますが、葉やバルブ(茎の太った部分)は次の新芽が出てくるのに大切な部分なので絶対に切らないようにしましょう。新芽は親バルブの養分で育つからです。ですからバルブをきってしまうと新芽が育ちません。
日当たり・置き場所
よく日光に当てて育てますが、真夏の直射日光には耐えられず葉が焼けてしまうので、明るい日陰などで育てます。寒冷紗などが用意できるのであれば30%程度遮光します。葉が焼けてしまった部分は最初白っぽくなり、そのあと黒っぽく変色します。そうなった場合、葉を切り落とさずに変色した部分だけを切り抜くように取り除きます。また、暑い時期は風通しをよくすることも大切です。
冬は慣れると5℃程度まで耐えますが、7℃以上保ったほうが無難です。品種によって多少差がありますので、7~10℃を目安にしましょう。
水やり・肥料
生育期は植え込み材料が乾いたらたっぷりと与えます。いつも湿ったような状態にしていると根ぐされをおこしやすいので注意しましょう。水も必要ですが、適度の乾燥も成長には大事です。乾燥→水遣りのメリハリが根の生育には必要です。冬に休眠に入ったら乾燥気味に、植え込み材料が乾いて1~2日経ってから水を与えるようにします。ロックレリア系は乾燥に比較的強いので極端に乾かさない限り大丈夫です。乾燥気味にすることによって生長を止め、結果的に耐寒性が増します。
肥料は新芽が伸びだす頃から、秋にかけて行います。1000倍~2000倍に薄めた液体肥料を月に2回ほど与えます。秋に生育が止まったら肥料は与えません。
用土
基本的にミズゴケを用います。軽石などを使うこともあります。
植え替え・植え付け
順調に成長していくと鉢の中が根でいっぱいになり、バルブの数も増えて鉢からはみ出してきます。そうなると植え替えが必要です。植え替えの時期は新しい根が出てきて新芽が延びてくる前後くらいが適期、大体平地標準で5月~6月くらいになります。古いミズゴケや傷んでスカスカになった根を取り除いて湿らせて固く絞った新しいミズゴケで、一回り大きな鉢に植えつけます。一般的に根の生育によい、素焼き鉢を用います。
新芽の伸びる方向のスペースを十分に空けて植えつけるのがコツです。
ふやし方
株が大きくなったら株分けで増やすことができます。
かかりやすい病害虫
病気 軟腐病・ 害虫 カイガラムシ
軟腐病は高温多湿で蒸れやすい時期に発生する病気です。新芽や葉に害虫などにより食害され、傷ができるとそこから菌が侵入し葉や茎を腐らせます。一度かかってしまうとまず回復は見込めませんので予防が大切です。
カイガラムシは葉や茎について植物の養分を吸います。薬が効きにくく、発生が少ないうちに歯ブラシなどでこすり落としたほうが確実です
まとめ
乾かし気味にすると7℃くらいまでは十分耐えます
真夏意外はよく日光に当てます
冬は水遣りを控えめに
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