育て方はこのページの下
- 科名
- モクセイ科
- 学名
- Jasminum nudiforum
- 用途など
- 鉢植え 露地植え
- 開花期
- 2月下~4月
- 大きさ
- つる性 1m~2m
- 耐寒性
- つよい
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
育て方
- 日当たりの良い場所で育てる
- 肥料は与えすぎない
- 剪定は花後すぐに行う
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 3月~4月 / 9月~10月 |
---|---|
剪定 | 3月下 / 9月 |
肥料 | 3月 / 7月 |
日常の手入れ
剪定
放っておくと枝が四方に伸びて雑多な雰囲気になります。剪定は樹形のバランスをくずすような伸びすぎた枝を整理して、樹形を整えるのが目的です。必要以上に枝を切る必要はありません。 適期は花後すぐ、遅くとも梅雨前までにやってしまいます。というのは、オウバイの花芽は春に伸びた枝に7月頃には作られるからです(花芽形成)。花芽形成以降に枝を切ると花ごと枝を切り落とすことになります。
特に技術は要りませんが、枝を切る位置にちょっとしたコツがあります。枝は必ず分かれめ、新芽のある節のすぐ上で切るようにします。葉芽のない箇所で切ってしまうと、葉芽のある節の位置まで枝が枯れてしまうからです。新しい枝が古い枝の節から伸びてきたのを確認してから、その上で切るようにすれば確実です。芽吹く力が強いので、スーペースに応じて枝を短く刈り込むこともできます。
芽のない位置で切ると、下の芽がある位置まで枝が枯れ込みます。適切な位置で切って、枯れ枝をできるだけ出さないことがオウバイを剪定するコツです。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所でよく育ち、日当たりが悪いと花付きが悪くなります。寒さに強く、北海道以外なら露地で植栽できます。湿度の高い場所で育てると、枝の節から「気根」という根をだします。気根が出た節からは花が咲きにくいです。その点では乾燥気味の場所が適していると言えますが、冬の乾いた冷風に当てると枝枯れを起こすことがあるので気をつけます。
水やりと肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料はたくさん与えると枝はよく伸びますが花付きは減ります。これは枝が伸びすぎるとそれを維持するために余計にスタミナを使い、花芽まで栄養が行き届かなくなるからです。基本的な肥料は花後と9月の年2回、化成肥料を適量株元に与えます。窒素分の多い肥料だとやや軟弱な感じに育ち、花付きが悪くなることがあるので注意します。
適した土
水はけが良ければ、特に土質を選ばずに育ちます。
植え替え・植え付け
植え付けの適期は3月~4月、9月~10月です。水はけを良くするために地面よりやや高めに土を盛って植え付けます。
ふやし方
さし木、とり木でふやすことができます。
さし木は春~秋までの生育期なら常に可能です。枝を10cm程度の長さに切って土に挿します。少しでも早く大きな株にしたい場合は枝を30cmくらいの長さに切って挿しても良いでしょう。 とり木も要領は同じで、節から根が出ている枝を切って土に挿します。2~3年目の枝を用いると早く大きな株に育ちます。
かかりやすい病害虫
春先からアブラムシが付くことがありますが、それ以外は特に見られません。
関連する植物
-
ハゴロモジャスミン
モクセイ科 難易度★★☆☆☆
つるが長く伸びて白色の花を房状にたくさん咲かせる。花の香りが強く満開時はむせかえるよう。