ニーレンベルギアの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- ナス科
- 学名
- Nierembergia
- 用途など
- 鉢植え 庭植え
- 開花期
- 5月~9月
- 大きさ
- 高さ5cm~50cm
- 耐寒性
- ふつう(霜に注意)
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
育て方
- ・冬期は霜に注意します
- ・やや湿り気のある土を好みます
- ・一通り咲き終わったら切り戻します
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
タネまき | 9月~10月 |
---|---|
植え替え・株分け | 3月 / 9月 |
肥料 | 5月~9月 |
肥料(レペンス種) | 3月 / 10月 |
日常の手入れ
花が一通り咲き終わったら(そのころには茎もだらしなく伸び気味になっていることも多いでしょう)、株全体を半分くらいに刈り込みます。そうすることでワキから新たに芽が伸びてきて、1ヶ月後くらいには再び満開の花を楽しむことができます。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。特に園芸品種はある程度の耐暑性もあるので、夏に特になにもする必要はありませんが、高温多湿で蒸れると下の方の葉が枯れてくることもあるので、風通しの良い場所を選びましょう。レペンス種は暑さと強光線にあまり強くなく、風通しがよい日陰~半日陰の場所を好みます。
耐寒性があるので、冬を越すのはさほど難しくありませんが、直接寒風に当たったり霜が降りる心配のあるところでは、簡単な霜よけを行うようにします。鉢植えは寒風や霜の当たらない場所に移動するか、心配な場合は室内の日当たりの良いところに取り込みましょう。
水やりと肥料
やや湿り気のある環境を好むので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。夏は特に乾きやすいので日当たりの良い場所で育てている場合は毎日水やりを忘れないようにしましょう。もともと野生種は水辺の植物なのでやや湿り気のある場所を好みます。
肥料は植え付ける際にゆっくりと効くタイプの肥料を土に混ぜ込んでおきます。その後は5~9月までの間、1ヶ月に1回化成肥料を株元に少量施すようにしましょう。レペンス種は肥料をあまり必要とせず、3月と10月に化成肥料を少量株元に施します。
適した土
酸性の土を好まないので、庭植えの場合は植え付ける10日前に苦土石灰を混ぜておきます。水はけと保水力のある土を好みます。鉢植えやプランター植えにする場合は赤玉土(小粒)4:腐葉土3:バーミキュライト3の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
庭植えにしたものは植え替えの必要はありません。鉢植えは鉢の中が根でいっぱいになると生育が弱ったり葉が枯れてくるので、植え替えが必要です。植え替えの適期は3月か9月で一回り大きな鉢に植え替えます。株をそれ以上大きくしたくない場合は株分けを行います。
ふやし方
タネまき、株分け、さし木でふやすことができます。
タネまき
タネまきの適期は9月~10月で発芽適温は20℃~24℃です。”モンテブランコ”などの園芸品種は広く普及しています。
株分け
株分けの適期は3月か9月です。茎を半分くらいに切りつめて掘り上げた(鉢の場合は鉢から抜いた)株を3~4芽が1株となるように切り分け、それぞれを植え付けます。あまり細かく切り分けない方がよいでしょう。
さし木
さし木は害虫の付いていない元気な枝を先端から5cmほどに切り、水に30分くらいさして吸水させてから、川砂に挿して根が出るまで乾かさないように管理します。適期は9月頃で、寒くなってきたら霜の当たらない場所に移動して育てましょう。
かかりやすい病害虫
春先からアブラムシが発生します。
関連する植物
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ツルハナナス
春~秋に星形の花をたくさん咲かせます。ツルがよく伸びるのでフェンスなどにからませます。