星形のくっきり斑入り葉
ミナミジュウジセイ(南十字星:クラッスラ)
科名:ベンケイソウ科学名:Crassula perforata var. variegate原産地:南アフリカ草丈:20cmくらい難易度 ふつう |
ミナミジュウジセイ(南十字星:クラッスラ)とは
クラッスラの仲間で、星の王子〔C. conjuncta〕の斑入り種です。葉っぱは先端のややとがったタマゴ型で、緑地に黄色い縁取りが入ります。縁取りの幅が広いので、黄色地の真ん中に緑色の筋が入っているようにも見えます。1段ずつ90°回転しながら出るので、上から見ると十字の星みたいに見えます。左右の葉っぱは付け根の部分でくっついており、その真ん中を茎が突き抜けているように見えます。葉っぱの縁は細かいギザギザになっています。
秋以降の低温期には葉の縁が赤紫色に染まります。 春と秋の気候がよい時期によく生長します。草丈は20cm程度で、あまり枝分かれはせず上に伸びます。
春に茎の頂点から花茎を伸ばし、淡いピンク色の小さな花をまとめて咲かせます。
育て方
栽培カレンダー1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
植え替え・さし芽 |
日当たり・置き場所
日によく当てたほうが葉色がキレイに出て、バランスのよい締まった姿に育ちます。日射しが足りないと茎が間延びしやすいです。高温多湿に弱いので、夏は風通しのよい明るい日陰が安全です。夏の暑い時期は葉っぱの縁取りが淡くなり、全体がぼやけたようになることがあります。
耐寒性はあまりないので、冬は霜や凍結の避けられるベランダや室内がよいでしょう。
水やり
春や秋は土が完全に乾いていたら、水を与えます。夏は高温、冬は低温であまり生長しないので、乾いていても水やりは控え、乾燥気味を心がけます。秋から冬の低温期に乾燥気味に保つと、葉の縁がキレイな赤紫色に染まります。
肥料はゆっくり効くタイプのものを土に少量混ぜ込んでおけば、次に植え替えるときまで基本必要ありません。
ふやし方
葉の付いた茎を2~3節の長さに切り落とし、乾いた土に挿します。直射日光を避けた場所で20日ほど一切水をやらずに置いておき、根の出ているのが確認できたら徐々に水やりをはじめます。適期は春~初夏です。
手入れ、など
あまり枝分かれせずに上に伸びるタイプです。横方向にも茂らせたい場合は、ある程度伸びたところで、芽先を摘んでしまいます。そうすることで、複数の芽が下の方から出てきます。
ポイント
夏の高温多湿に注意します。
関連するページ
ベンケイソウ科多肉植物・サボテン