すくっと立った大型草花
マーレイン
科名:ゴマノハグサ科学名:Verbascum thapsus別名:ビロードモウズイカ バーバスカム
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マーレインとは
花 雄しべに毛が生える |
大型の草花で2mに達し、一株でも存在感は大きい |
ヨーロッパを中心とした地域が原産の二年草(タネをまいてから2年目に開花する植物で、開花後は実を結んで枯れる)、もしくは多年草で世界中で野生化したものが見られます。
日本には明治時代に渡来し、その後分布を広げて野生化しました。
用途・由来
大型なので花壇の後景に適していますが生育旺盛で他の植物の邪魔をする場合もあります。 葉や花に薬効があり、薬草・ハーブとして用いられます。
和名はビロードモウズイカでビロードは全体が毛に覆われている姿から、モウズイカは雄しべに毛が生えているところに由来し、漢字では「毛蕊花」と書きます。属名の「バーバスカム」はラテン語でヒゲを意味する「バルバ」に由来し、「マーレイン」という名前はラテン語で柔らかと言う意味の「モリス」が語源でどちらも毛に覆われた葉の姿に由来します。
育て方
栽培カレンダー
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
タネまき |
植え付け |
日当たり・置き場所
日当たりと水はけの良い、やや乾燥気味の石灰質土壌が適しています。
野生化するほど性質は丈夫な植物ですが高温多湿を嫌います。また、じめじめした水はけの悪い土壌や日当たりの悪い環境は生育に適しません。
冬は葉が地面の低い位置でべちゃっと広がったロゼット状で越します。
水やり・肥料
肥料は土に腐葉土や堆肥などの腐植質が入っていれば特に必要ないです。
かかりやすい病気・害虫
特にありません。
植え付け・用土
大きくなるので複数株植える場合は50~60cm間隔で植えます。
ふやし方
タネまきは4~5月、9~10月に行います。発芽適温は15~20℃程度です。花壇に直まきして間引きながら育てるか、箱や平鉢にまいて苗を作って植え付けます。タネは細かいので土はかぶせません。1週間~2週間で発芽し、2ヶ月くらいで植え付け可能な大きさの苗になりますが花が咲くのは翌年の夏になります。
場所や環境が合うと花後にタネが自然にこぼれて芽を出して毎年ふえていき、はびこることがあります。
手入れ
花はドライフラワーになります。
ポイント
・高温多湿を嫌う
・やや乾燥気味の土壌を好む
・春か秋にタネをまく
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