育て方はこのページの下
- 科名
- キク科
- 学名
- Senecio rowleyanus
- 用途など
- 鉢植え ハンギング
- 開花期
- 9月~12月
- 大きさ
- 1m (つる性)
- 耐寒性
- つよいほう(2℃~3℃)
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
育て方
- ・乾燥に強く過湿を嫌う
- ・やわらかい日射しを好む
- ・越冬温度は2~3℃です
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 5月下~7月上 |
---|---|
さし木 | 5月~7月 |
肥料 | 4月~7月 / 9月~10月 |
日常の手入れ
黄色くなった葉や枯れた茎は早めに取り除いて、いつも株をきれいな状態にしておきます。また、花が咲いた後は枯れた花をそのままにしておかず、花茎の付け根から摘み取るようにしましょう。
仕立て直し
株元に近い部分の葉が落ちて、見栄えが悪くなったら株元近くで茎を切り戻して仕立て直します。
日当たり・置き場所
日当たりを好みますが、強い光よりもやわらかい日射しを好みます。春と秋は屋外やベランダの明るい場所や室内の日の射し込む場所に置きます。
真夏は直射日光を避けて明るい日陰で育てましょう。日射しが強すぎると葉の色があせたり、株が蒸れて腐ってしまうことがあります。やわらかい日射しの元で育てると、葉の色つやも美しくなります。日陰でも育ちますが、茎が間延びして葉色が悪くなります。
低温には比較的強く、2~3℃保てれば冬越しできます。屋外やベランダで育てている場合は秋に室内に取り込み、できるだけ日のよく当たる場所に置きます。
水やりと肥料
乾燥に強く過湿に弱い性質がありますので水のやりすぎは厳禁です。土の表面が充分に乾いてから水を与えるようにしましょう。特に梅雨や長雨のとき過湿状態にするとたちまち根腐れを起こして生長が止まり枯れます。また、つるが腐ったり、枯れて落ちてしまうのも過湿状態のときによく起こる現象です。多肉植物で元々乾燥に強く多少水切れさせても枯れることは少ないです。冬はさらに乾燥気味に、土の表面が乾いて5~7日経過してから水を与えます。できるだけ乾き気味に管理することが上手に冬越しするコツです。
肥料は4~10月の生育期、月に1回2000倍に薄めた液体肥料を与えるか、2ヶ月に1回ゆっくり効くタイプの化成肥料を少量株元に施します。肥料は少量でよく、濃度が濃すぎたり量が多いと根腐れを起こしてしまいます。液体肥料なら標準の2倍の薄さ、固形肥料なら標準の半分の量が適当です。 真夏は根が傷みやすいので肥料は与えません。
適した土
水はけの良い砂質の土壌が適しています。赤玉土6:腐葉土2:川砂2の割合で混ぜた土を使うか、吊り鉢でできるだけ用土を軽量化したい場合はパーライトとバーミキュライト、ピートモスを同量混ぜた土を使います。
植え替え・植え付け
根詰まりを起こした株は株元に近い葉がぽろぽろと落ちてきます。そうならないためにも1~2年に1回植え替えを行います。根詰まりを起こして株元の葉が落ちてしまった場合は茎を切り戻した後、植え替えを行います。
鉢から抜いた株は古い土を少し落とし、傷んだ根や伸びすぎた根を切り取り、2~3日陰干ししてから新しい用土で植え替えます。長く伸びたつるは植え替えの際からまって作業しにくいですが、つるを片側にひとまとめにしてばらけない程度にひもなどで軽くしばっておくと作業がしやすいです。植え替えの適期は5月~7月です。
ふやし方
さし木でふやすことができます。適期は5~7月です。茎を3~4節(5~10cm)に切り取りさし穂とします。平鉢や箱に川砂を入れてさし穂を横に寝かせて茎が隠れる程度土をかけます。風通しのよい日陰に置き、ときどき霧吹きでさし穂に水をかけます。そのまま育てるとそれぞれの葉の付け根から根が出てきて新芽がでてきます。大きく育った株は株分けすることもできます。
かかりやすい病害虫
害虫:アブラムシ
春から秋にかけて、アブラムシが発生することがあります。見つけ次第、捕殺するか早めに薬剤を散布して駆除しましょう。
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