育て方はこのページの下
- 科名
- イワタバコ科
- 学名
- Columnea
- 用途など
- 鉢植え 吊り鉢
- 開花期
- 種により異なる
- 大きさ
- つるが長く伸びる
- 耐寒性
- よわい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・一年を通して明るい日陰で育てる
- ・越冬は10℃以上
- ・高温多湿を好む
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 5月~6月 |
---|---|
仕立て直し | 5月下~7月上 |
肥料 | 5月~10月上 |
日常の手入れ
仕立て直し
下の方の葉が落ちて茎が露出し、姿が悪くなった株は仕立て直しを行います。茎をばっさりと株元近くまで刈り込み、新しい用土で植え替えます。適期は5月下~7月上旬です。切り落とした茎はさし芽に利用できます。くわしくは「ふやし方」を参考にしてください。
日当たり・置き場所
弱めの光と高温多湿を好む植物です。強い日射しは苦手で、真夏の直射日光に当てると葉が傷んで枯れてしまいます。一年を通して明るい日陰で育てます。
気温20℃~25℃で最も元気に生長します。夏は暑さを避けて風通しのよい場所、冬は防寒のため室内に取り込みます。春~秋は戸外で冬は室内、一年を通して室内、どちらでもかまいません。越冬温度は8℃~10以上です。15℃以上あると、冬でも生長します。7℃前後でも株は枯れずに生き残りますが、春からの生育が遅れることがあります。
冬の温度管理が大切な種
花を咲かせるためには種によって温度管理は異なります。春に一斉に咲くタイプは冬、13℃~15℃に1ヶ月当てると花芽が作られます。また、秋に10℃程度の低温に一定期間当てると花芽ができ、冬に10℃以上をキープすることで花芽が生長して開花する種もあります。低温が必要な種は、霜に気をつけつつ11月上旬までベランダや戸外で育てます。
水やりと肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は低温で生長しないので、土の表面が乾いて数日してから水を与えます。空気が乾燥すると葉が枯れることがあるので、ときどき霧吹きで水をかけて湿度を保つようにします。
肥料は春から秋の生育期、ゆっくり効く固形肥料を2ヶ月に1回与えます。
適した土
水はけがよい土が適しています。市販の観葉植物用の培養土でかまいません。吊り鉢にする場合はパーライトをまぜて土を軽くします。
植え替え・植え付け
鉢の中が根でいっぱいになって、根詰まりを起こすと葉が下から落ちてきて生育も悪くなります。植え替えの適期は5月~6月、古い土を1/3ほど落として新しい用土で植え替えます。姿の悪くなった株は同時に仕立て直しも行いましょう。
ふやし方
さし芽でふやすことができます。適期は5月~6月です。
茎を芽先から5cm~6cmの長さに切り、用土を入れた鉢に挿します。根が出て来たら3~4本まとめて束にして鉢に植え付けます。茎が伸びてきたら先端の芽を摘みます。そうすることで下から芽が出てきて茂り、ボリュームのある草姿になります。
かかりやすい病害虫
害虫:アブラムシ ハダニ カイガラムシ
アブラムシは春先から発生し、茎葉について栄養を吸汁します。ハダニは高温乾燥期に発生しやすく、主に葉裏について吸汁します。小さくて見つけにくいですが、放置しておくとどんどん増えて植物を弱らせます。いずれも早めに駆除します。ハダニは乾燥期にしっかり湿度を保つと発生しにくいです。
カイガラムシも茎葉について吸汁します。薬剤が効きにくいので、こすり落として駆除します。
関連する植物
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エスキナンサス
イワタバコ科 難易度★★★☆☆
半つる性で茎は長く伸びる。花は鮮やかで美しい。主に春~秋に咲きます。