育て方はこのページの下
- 科名
- ニレ科
- 学名
- Zelkova serrata
- 用途など
- 地植え
- 開花期
- 4月~5月
- 大きさ
- 高さ~30m
- 耐寒性
- ふつう
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・枝を切る作業は必要最低限に
- ・日当たりでよく育つ
- ・苗の内は乾燥、病害虫に気をつける
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 3月~4月上 / 10月下~11月 |
---|---|
さし木 | 12月下~3月 |
肥料 | 2月 |
日常の手入れ
剪定
剪定は落葉期の冬に行います。木が若いうちは間延びした枝が多く出るので、付け根から切り落とします。成長した木は絡み合っている枝や、どうしても邪魔な枝だけを切る必要最低限の剪定にとどめます。芽を出す力は強いですが、刈り込んでしまうと本来の美しい樹形を大きく損なってしまいます。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所でよく育ちます。強健な樹木なのですが、大気汚染に弱いのが難点です。
枝が横に張り扇状の樹形になるので、狭いスペースでの植栽は難しいです。庭に植える場合は生長が遅くて小さく収まるツクモケヤキが適しています。
水やりと肥料
強い乾燥に弱いので、苗の内は夏場に水をたっぷり与えて株元を敷きワラで覆います。 肥料は特に与える必要はないですが、やせ地に植えている場合は2月頃に鶏糞などを株周りに施してもよいでしょう。
適した土
あまり土質を選ばずに育ちますが、適度に湿り気を保つ肥沃な土壌を好みます。
植え替え・植え付け
植え付けの適期は3月-4月、10月-11月です。充分に根が張っていない状態で冬の寒風に晒されると細かい枝が枯れ込むので、秋に植え付ける場合は時期が遅くならないように気をつけます。植え付け後はしっかりと支柱を立てます。
ふやし方
タネまき、接ぎ木でふやすことができます。
タネまきは熟した果実からタネを取り出してすぐにまくか、乾かさないように貯蔵しておいて3月頃にまきます。乾かすと発芽率が極端に落ちるので注意しましょう。
ツクモケヤキの斑入り種はタネから2-3年育てたケヤキの苗を台にして接ぎ木でふやします。
かかりやすい病害虫
病気や害虫がつきやすいですが、木が十分に大きく生長している場合は特に深刻な問題にはなりません。苗の内はウドンコ病や褐斑病、白紋羽病にかかると、大きく生長が阻害されることが多いので、定期的に薬剤を散布して予防に努めます。
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エノキ
ニレ科 難易度★★★☆☆
江戸時代には街道の道程を把握するため目印として設けられた「一里塚」によく植えられていました。