育て方はこのページの下
- 科名
- カツラ科
- 学名
- Cercidiphyllum japonicum
- 用途など
- 地植え
- 開花期
- 4月~5月
- 大きさ
- 高さ10m~30m
- 耐寒性
- つよい
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
育て方
- 極端な乾燥を嫌います
- 植え付け・剪定は基本的に落葉期に行います
- タネからふやします
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 11月~12月 / 2月~3月 |
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剪定 | 12月~2月 / 6月~7月 |
肥料 | 2月~3月 / 7月下~8月 |
日常の手入れ
剪定について
自然樹形(やや幅の広い円錐形)が美しいので、枯れた枝や重なって混みあっている枝など不要な枝を切る程度で充分です。
芽吹く力が強くよく枝分かれするのでスペースの関係上、小さくおさめたい場合は枝を切り詰めます。枝を切る際は必ず枝分かれしている付け根の部分で行いましょう。中途半端な長さに枝を残すとそこから芽を吹いて葉が茂り、自然樹形が大きく崩れて見た目がおかしくなります。太い枝を切った場合は雑菌が入らない様に切り口に癒合剤(ゆごうざい:園芸店やホームセンターで手に入ります)を塗っておきます。落葉期の12月~2月頃に行うのが基本ですが、花後の6月~7月でも可能です。
日当たり・置き場所
日当たり~半日くらい日の射す明るい日陰を好みます。夏に日射しが強すぎると葉っぱがやけどして落葉することがあります。
水やりと肥料
肥料は1年に1回を目安に与えます。適期は2~3月で堆肥や有機質肥料を株元に埋めます。
適した土
谷間、沢や湖沼の周辺など比較的湿潤な場所に自生し、湿り気があり腐葉土など腐植質のたっぷり入った肥沃な土を好みますが、乾燥気味の土でも問題なく育ちます。乾燥地ではやや枝が大きく張る傾向があるようです。土質は特に選びません。
植え替え・植え付け
植え付けの適期は落葉期ですが、寒さの厳しい時期はできるだけ避けましょう。植え付ける場所には堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜて湿り気のある肥沃な土にしておきます。寒さに強く、全国で植栽可能です。
ふやし方
タネをまいてふやすことができます。
雌株は9月~10月に果実が熟しますのでそれを採って乾かさない様に涼しい場所で貯蔵しておき、翌春3月中旬頃にまきます。発芽まで乾かさない様に管理します。生長は速くその年の秋には高さ50~60cmになります。その後は芽を摘んだり徐々に大きな鉢に移していってしっかりと枝や根をつくっていきます。タネまきから5~7年後には2.5m~3mほどの木に生長します。
かかりやすい病害虫
幹や枝の内部を食い荒らすテッポウムシが出ることがありますが、それ以外は特に見られません。