- 科名
- ユリ(キジカクシ)科
- 学名
- Camassia
- 別名
- カマッシア
- 原産地
- 北アメリカ
- 大きさ
- 30cm~1.2m
- 開花期
- 4月~5月
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
こんな植物です
北アメリカに5種が分布する球根植物で、カマッシアとも呼ばれます。秋に球根を植え付けると翌春に花を咲かせます。初夏に葉が枯れて、夏は球根の状態で休眠します。種類にもよりますが基本は丈夫で、環境が合えば数年植えっぱなしでよく育ちます
葉は細長く平たい形で基部(球根に近い部分)はさや状になっています。4~5月に球根から上に向かってまっすぐに花茎を伸ばし、花茎の下から上へ順番に星形の花を咲かせます。花色は青、紫、白などがあります。 まばらに咲くヒアシンスと言った雰囲気です。球根は鱗茎(りんけい、タマネギと同じ)で、高さ5cmほどのタマゴ型です。
名前の由来
カマシアの名前は原住民がこの植物のことを「カマス(camass)」もしくは「クァマッシュ(quamash)」と呼んでいた事に由来します。原住民は球根を食用にしていたといわれています。西部開拓時代には、移民の人たちも非常食として用いたのだそうです。
種類
〔〕内は学名、C.はCamassiaの略。比較的栽培されている種。
キュシッキー〔C. cusickii〕
カマシアの中でもオーソドックスな種です。最大1mくらいの草丈に育ちます。花色は淡いブルーです。種小名「キュシッキー」は人名由来です。
ライヒトリニー〔C. leichtlinii〕
草丈1.2m、花色は白、ブルー、紫などがあります。和名、オオヒナユリ。種小名「ライヒトリニー」は人名由来です。
クァマッシュ〔C. quamashi〕
草丈は75cmほど、花色は白、淡~濃ブルー、青紫など。和名、ヒナユリ。種小名「クァマッシュ」は原住民の呼び名から。