育て方はこのページの下
- 科名
- ゴマノハグサ(キンチャクソウ)科
- 学名
- Calceolaria
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- 2月~5月
- 大きさ
- 15cm~30cm
- 耐寒性
- ややよわい(5℃以上)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- 枯れた花はこまめに摘み取る
- 冬は寒風や霜を避ける
- 極端な乾燥、過湿に気をつけて水を与える
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
タネまき | 9月下 |
---|---|
植え付け | 10月~11月 |
肥料 | 10月~5月 |
日常の手入れ
花がら摘み
しぼんだ花はそのままにしておくと、カビが生えて病気の原因になるので、こまめに摘み取るようにします。また、そうすることで咲いた花に隠れていた小さいつぼみにも日が当たるようになり、その後に咲く花の色つきもよくなります。
日当たり・置き場所
生育期間を通してよく日に当てましょう。日当たりが悪いと、花付きも悪くなります。
冬は寒風の避けられる場所に置きます。凍らさなければある程度の低温にも耐えますが5℃程度気温があったほうが無難です。室内に置く場合も日の射す明るい場所を選びましょう。
本来は毎年花を咲かせますが、暑さに弱く花後には枯れてしまうことが多いです。
開花株の世話
花の咲いている株を手に入れたら、できるだけ日当たりのよい窓辺に置くようにします。日当たりが悪いと花の色ツヤが悪くなり、つぼみも咲かないまま枯れることがあります。暖房の入った暖かい場所では花が長持ちしないので気をつけます。置き場所をよく考えて、花を長く楽しみましょう。
水やりと肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷり与えるようにします。水には少し敏感で過湿にすると根が腐ってしまい、乾燥させるとしおれてしまいます。特に花が咲いているときに乾燥させると、花はくしゃくしゃにしぼんでしまいます。水をやると元に戻ることもありますが、つぶれたまま元に戻らないことも多いです。花や葉に水がかかると傷むことがあるので、水は株元から静かに与えます。
肥料は春の開花期まで液体肥料を月2回~3回与えます。
適した土
水はけのよい用土が適しています。赤玉土5:腐葉土3:パーライト2で混ぜた土など。
植え替え・植え付け
寒さに弱いので、置き場所を替えられる鉢植えやコンテナで育てます。11月いっぱいまでに苗を植え付けて、寒さが来るまでにある程度生長させた方が春以降の生育がよいです。花壇に植えたい場合、春に霜の心配が無くなるまで待ってから、苗を植え付けるようにします。
ふやし方
タネまきでふやすことができます。まきどきは9月中旬~下旬です。発芽適温は18℃前後、1週間程度で発芽します。早すぎると気温が高くて発芽しにくく、遅れると株が小さいまま冬に突入してしまいます。タネは非常に細かいので、細かい用土を入れた平鉢などにまき、土はかぶせません。上から水をやるとタネが流れてしまうので鉢底から吸水させます。葉が8枚ほどの苗に成長したら小鉢やポットに1本ずつ植え付け、ある程度大きくなったら鉢やコンテナに植え付けます。
かかりやすい病害虫
病気:灰色カビ病 害虫:アブラムシ
傷んだ花や葉をそのままにしておくと灰色カビ病が発生することがあります。傷んだ部分は気づいたら取り除くようにして、株をキレイにしましょう。
アブラムシが非常に付きやすいです。殺虫剤を散布して予防します。
関連する植物
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ミムラス
ゴマノハグサ(ハエドクソウ)科 難易度★★★☆☆
多年草ですが、暑さで夏前に枯れてしまうことが多く、園芸では花後に枯れる一年草として扱う。