ブラキコメの育て方
キク科 学名:Brachycome 用途 鉢植え 露地植え オーストラリアを中心としてオセアニア~ニュージーランドに約60-70種類が分布する草花です。毎年花を咲かせる多年草タイプのものと花後に枯れる一年草タイプのものがあります |
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開花期 |
植え付け |
タネまき |
肥料 |
季節・日常の手入れ
開花期間中は枯れた花をこまめに摘み取り株を掃除します。また、春にひととおり花が咲き終わり花数が少なくなった頃に全体を刈りこんで株姿を整え、風通しを良くします。
日当たり・置き場所
風通しと日当たりの良い場所を好み、湿気の多いじめっとした環境や暑さに弱い草花で、快適に生育する温度帯は15℃~25℃です。
日当たりが悪いと花付きが悪くなるので、春と秋はできるだけよく日に当てて育てます。夏は乾燥と暑さを避けるため直射日光を避けた明るい日陰や日の当たる軒下などに移動させます。庭植えの場合はよしず(立てかけて使うすだれのようなもの)や寒冷紗で直射日光を防ぎます。
多湿を嫌うので、鉢植えは長雨の時期に雨が当たらない場所に移動させた方がよいでしょう。5℃以下の気温では枯れてしまうので、霜の降りる前にベランダや軒下、室内の日当たりの良い場所に移動させます。
庭植えでも問題なく育ちますが、置き場所を移動できる鉢植えの方が適した環境にあわせやすく管理しやすいです。
水やり・肥料
水は土の表面が乾いていたらたっぷりと与えます。常に土が湿っているような状態では多湿になりよくありませんが、土を極端に乾かしてしまうと弱りますので、真夏は乾かしすぎないように気をつけます。冬は温度の低下とともに生育も鈍りますので水やりの回数を減らして乾かし気味にします。
夏は乾かし気味に、それ以外の季節は水のやり過ぎに気をつけ「基本は土の表面が乾いていたらたっぷりと与える」をこころがければよいでしょう。
肥料は春~秋の生育期間中、月1-2回程度液体肥料を与えます。ただし、真夏は暑さで弱ることがあるので一旦ストップします。
用土
水はけのよい肥沃な土を好みます。鉢植えの場合赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を用います。庭植えにする場合はやや砂質で水はけのよい土壌が適しています。
植え替え・植え付け
鉢植えの場合、鉢いっぱいに根が張って底から伸び出てきているようなら一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの適期は生育・開花のスタートである3月頃が適していますが霜の心配があるようなら4月以降に遅らしてもかまいません。
ふやし方
タネまきとさし芽でふやすことができます。
タネまきの適期は9月頃ですがあまり気温が高いと発芽しないので気をつけます。苗が7-8cmに生長したら先端の芽を摘み取ってワキから芽を出させるようにします。ワキから出てきた芽を同じように伸びてきたら先端の芽を摘み取ります。この作業と摘心と言いますが、これを行うことによって枝数が増えて株が茂り、花付きが良くなります。冬は霜や寒風に気をつけ、5℃以上の気温の保てる場所で育てます。
さし芽の適期は5月頃です。茎を7-8cmの長さに切り取って、下の方の葉を落として土に挿します。乾かさないように管理すると2週間ほどで根が出てきて生長を始めますのである程度の大きさに育ったら植え付けます。
かかりやすい病害虫
灰色カビ病
灰色カビ病は梅雨時期などのじめじめした環境下で起こりやすい病気です。被害にあうと茎葉がぐちゃぐちゃに溶けるように腐り、灰色のカビが発生します。植え付けるときは水はけのよい土を使う、鉢植えの場合は長雨に当てないなど、多湿を避けることが大切です。かかってしまったらその部分は取り除いて殺菌剤を散布します。
まとめ
冬は5℃以上保つ
高温多湿の環境が苦手
水はけのよい土を好む
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