ヤサシイエンゲイ

ホテイアオイの育て方

ホテイアオイミズアオイ科 学名:Eichhornia crassipes  用途 鉢、池など
難易度 バー バー バー バー バー(やさしい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

丸くふくらんだ葉柄を布袋さんのおなかに見立て、葉っぱがアオイに似ているので「ホテイアオイ」の名前があります。また、ホテイソウやスイギョク(水玉)の名前で出回ることもあります

栽培カレンダー
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開花期
            バー バー バー バー    
植え付け
        バー バー            

季節・日常の手入れ ポイント
とりたてて手入れをする必要はありませんが、非常によく増えるので、育てている場所の大きさに応じて株を間引きした方がよいでしょう。また自分で管理できない場所では育てないようにしましょう。逃げ出して他で繁殖してしまう可能性もあります。

日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好むので、できるだけ屋外で育てるようにします。室内の水槽などでも育たないことはないですが日照不足になり茎や葉など全体がひょろひょろに伸び、花はまず期待できません。また、風のあまり強くない場所がよいでしょう。

寒さにはあまり強くなく、霜が当たると茶色く枯れてしまいます。鉢などで育てている場合は霜の当たらない場所に移動させればよいでしょう。池などで育てている場合は、元気なうちに数株をバケツや鉢などに移動させて冬越しさせて、暖かくなったらまた戻すという方法も採れます。だいたい5℃以上の気温が必要です。霜に当たったり、凍らせてしまうと枯れてしまうので気を付けましょう。葉が枯れても、暖かくなったら芽を出すこともよくあります。

水やり・肥料
水に浮かべて育てるので、水やりの必要はありません。夏場に水が傷みやすく、またボウフラがわくことも考えられますので10日に1回くらいは水を入れ替えた方がよいでしょう。

肥料は与えると巨大化し、爆発的に増殖する恐れがあるので基本的に与えません。容器で育てていて花付きが悪い場合は底にドロ土を入れたり、無肥料の培養土の場合は敷いた土の中に固形肥料を入れたりしますが、通常元気に育っている場合は必要ありません。下のイラストはプランターで育てていて、花付きが悪い場合の育て方の一例です。プランター植え

用土
バケツに水を張って浮かべておくだけでもよく育ちます。用土は必要ありません。花付きの悪い場合などに用土で育てる場合もあります。詳しくは上の「水やり・肥料」の項を参照にしてください。ホテイアオイはおもしろいことに、きれいな水よりも濁った水の方が生育がよいので、あらかじめ底にドロ土などを入れておいてもかまいません。

植え替え・植え付け
株を水に浮かべるだけです。購入するのは霜の心配がなくなり生育も旺盛になる5月下旬から6月頃が適期です。

ふやし方
株からストロンと呼ばれる細長い茎を伸ばして子株ができ、さらにその子株が育ったらストロンをだして、孫株ができて…という風に、ほおっておいてもどんどん増えていきます。人にあげたり他の場所でも育てたい場合は、ストロンの先から伸びた株から葉が出たら切り離します。

かかりやすい病害虫
病害虫にはほとんどかからない強健な植物ですが、夏場にアブラムシの発生することがあります。発生がひどいようでしたら薬剤などで駆除しますが、魚を放している池などで育てている場合は魚に影響が出る可能性もあるので、薬剤散布は避けます。

まとめ 
日当たりの良い場所を好みます
自分が管理できない場所では育てない
基本的に肥料は必要ありません

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ミズアオイ科