ボリジの育て方
ムラサキ科 学名:Borago officinalis 用途 露地植え 鉢植え やや大型の草花で、大きくなると草丈は1mほどになり、株も良く広がります。葉をサラダや香りづけ、花は料理の飾りに利用でき、ハーブとして扱われます |
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開花期 |
タネまき |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
高温多湿に少し弱く、梅雨時に蒸れて下の方の葉が枯れてしまうことがあります。茎葉が混み合っている場合は、葉を間引いて風が通るようにしましょう。もともと乾燥気味を好む植物なので、常にじめじめしているような場所は栽培に適しません。
また、花茎が長く伸びてその先にたくさんの花を付けるので、開花時期は花茎が折れないように支柱をたてた方がいいでしょう。雨が降ったりすると雨の重みで花茎がしなります。
花芽の形成
花を観賞するだけでおつりが出るくらい鑑賞価値は高いですが、食用にもなります。利用部位は若葉と花です。葉はミネラルたっぷりで天ぷらやサラダに利用できます。花の砂糖漬けはある程度保存可能です(花に卵白を付けてグラニュー糖をまぶして、少し乾燥させる)。
日当たり・置き場所
よく日に当てて育てましょう。日照不足になると生長や花付き、葉の色つやが悪くなります。暑さに弱いので、暖地や平地では秋にタネをまいて、春に花を咲かせるようにしたほうが育てやすいです。
冬の寒さには強い方で、簡単な霜よけをすれば露地で冬を越すこともできます。
水やり・肥料
土の表面を触ってみて湿り気を感じないようであれば水を与えましょう。少し乾燥気味の方が生育がよいので、くれぐれも水は与えすぎないようにしましょう。例外として真夏と植え付け直後は土の表面が半乾きになった頃に水を与えるようにし、ひどく乾かさないように注意します。
肥料はさほど必要ではありません。ゆっくりと効く固形の肥料を植え付ける際に土に混ぜ込むのと、生育期間中は薄めた液体肥料を2週間に1回くらいの割合で与えるようにしましょう。また、花茎が伸びてくる頃に固形肥料を少量与えると花つきが良くなります。
用土
水はけのよい土が適しています。赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2の割合で混ぜた土で植え付けるか、庭の場合は水はけが悪いようであれば、川砂などを混ぜてもよいでしょう。
植え替え・植え付け
一年草扱いのため、植え替えは必要ありません
苗を植え付ける場合は3~5月、もしくは9~10月が適期です。あまり大きくなった苗は植え付けをしても根付かずに枯れてしまうこともありますので、本葉は8枚くらいになるまでには植え付けをしてしまいましょう。その際、根を折らないように注意しながら植え付けをしてください。
ふやし方
タネをまいてふやします。タネまき時期は3~4月にまく春まきと9~10月にまく秋まきがありますが、秋まきのほうが冬越しをして立派な大株になります。直まきにして、発芽してきたら丈夫なものを残して間引いていって最終的に株と株の間を30cm程度開けます。発芽率が大変よいので、少し多めにまいて間引きながら利用するのもいいかもしれません。
かかりやすい病害虫
特にありません。
まとめ
暑さによわい
やや乾燥気味を好む
株がよく張るので、スペースは十分採る
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