TOPページ>水のコツ>肥料のかたちとやり方(1ページ目)>肥料のかたちとやり方(2ページ目)

1ページ目へ

肥料のかたちと与えかた

  形がちがうと色々ちがう  
   形がちがうと、肥料のやり方、効果の持続期間も違ってきます。液体肥料と固形肥料の大きく分けて2種類に分類されますが、固形肥料の中でも、粉末タイプ、粒状タイプ、固形タイプの3種類に分かれます。それではそれぞれの特長を見てみましょう  
 
  こんな形はこんなとき使う  
 
〜液体〜
液体タイプの肥料は水に薄めて使うタイプと、そのまま使用するタイプがあります。どちらにしても一番手軽で使いやすい肥料で、水やりの時に与えるのが一般的です。ほとんどが速効性の肥料で、水をやるたびに肥料の効果は薄れていきますので、こまめに与える必要のある肥料です。代表的なものに、「ハイポネックス」「花工場」という商品名のものがあります。「アンプル」という肥料成分の入った液体が小さな容器に入っておりそれを直接地の表面にさして使用するものもあります  

〜粉末〜
粉末タイプのものは水に溶かして使う速効性のものと、土に直接混ぜ込む緩効性のものに分かれます。水に溶かして使うものは、液体肥料の分類に入れてもいいでしょう。扱い方も同じです。粉末状のものは混ざりやすいので土に混ぜるのに適していますが、肥料の粒子が小さいので、緩効性の中でも持続性の短い部類に入ります。代表的なものに「ハイポネックス微粉」などがあります。粉末タイプでも、硫安などの単肥(肥料成分が1種類しか入っていない肥料)は速効性の分類に入ります

〜粒状〜
粒状タイプの肥料は大半が土に混ぜて使うもので、速効性のものも緩効性のものもあります。液体肥料と同じくらいよく使用する形状のタイプの肥料です。植え付ける前にあらかじめ土に混ぜておいたりします。商品としては「マグァンプk」などがありま

〜固形〜
粒状タイプよりさらに粒の大きい固形タイプの肥料はだいたいが土の表面においたりする置き肥として利用します。緩効性のものが多く、じわじわと成分が溶けていって土の中に浸透していきます。固形油かすや人工的に錠剤に固めたものも多く市販されており、観葉植物の置き肥とてもよく利用します。土に差し込む棒状のものもあります
 
  当然、与え方も異なる  
   肥料には、液体、固体様々な形状のものがありますが、当然形により与え方が違います。固形といっても、粉末、粒状、大粒のものと大きさも様々です。たとえば大粒の肥料は鉢の上に置いたりして使用するのに便利でしょうし、粒状のものは土に混ぜて使用する方が便利でしょう。ここでは、形の違いによる肥料の与え方を知っていただきましょう  
 
  こんな形はこんなとき使う  
 
〜混ぜ込む〜
植物を花壇に植えたり、鉢に植えたりする場合に、植える土にあらかじめ肥料を混ぜ込むやり方で、たいがいの植物に生育のもとになる肥料として利用します。もともと土には肥料分が混じっていないものもあるので、野菜、花、観葉植物など植物の種類に制限なくこの方法は利用します。やはり最初に混ぜておくのと混ぜておかないのではその後の育ち方が違います たいがいの粒状、粉末の肥料に適します。その中でも化成肥料はこの方法が一番  

〜埋める〜
土の表面に埋め込む方法です。これは追肥として利用する場合に使用される方法です。じゃあなぜ埋めるかといいますと、表面にぽんとおいた場合と違い、全体から肥料の成分が土にとけ出すことと、油かすの固形のものなんかは、表面におくだけでは発酵してたくさんかびが生えて虫が寄ってきますので、それを防止するために表面に埋めます 大型(親指大くらい)の粒状肥料特に油かす。もしくは固形でスティック状の肥料を施すときに

〜かける〜
水に薄めたりまたそのままで水をやるように肥料を土にかける方法です。追肥としてやる場合が多く、水やり代わりにやることができるので手軽です。追肥としてはポピュラーで草花を育てる場合は一番よく使用する方法かもしれません。水やり代わりにやったりするので、肥料の成分が流れ出やすいという欠点はあります 薄めて使う液体肥料もしくはそのまま使う液体肥料

〜置く〜
土表面に置く方法で、追肥として利用します。この方法は固形でだんだんと溶けていって最終的には肥料が溶けきってなくなってしまうタイプのものに適しています。というのは、溶けてなくなってしまったら、肥料が切れたということなので、また新たに与えればいいという、視覚的に肥料の効き目がなくなる目安がわかるからです。鉢花、観葉植物などの鉢物によく利用される方法です 固形で、形が溶けてなくなってしまうものに適します
 
1ページ目へ
TOPページ>水のコツ>肥料のかたちとやり方(1ページ目)>肥料のかたちとやり方(2ページ目)