ヒューケラの育て方
ユキノシタ科 学名:Heuchera用途 鉢植え 露地植え やや耐暑性に難がありましたが、交配・育種によってそれを克服する種も作出されるようになり、様々な葉色の園芸品種ができ、カラーリーフプランツとし人気の高い植物となりました |
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開花期 |
植え付け |
肥料 |
主な生育期間は春~秋ですが、真夏は暑さで生長は停滞します。
季節・日常の手入れ
花がひととおり咲き終わったら、花茎を付け根から切り落とします。また、枯れた葉っぱはそのままにしておかずに取り除くようにしましょう。
株が古くなると茎の部分が立ち上がって草姿が乱れます(そのような状態を俗に「ワサビ茎」と言います)。そのような場合は露出した茎の部分を隠すような感じで土を寄せて盛ります。
日当たり・置き場所 ポイント
基本的に「日当たりは好きだが暑さと乾燥が苦手」な植物です。夏は暑さや蒸れ、乾燥で株が弱ったり、葉が色あせたり枯れることがあります。品種改良により暑さはある程度克服した品種もありますが、地植えにする場合は、夏の暑さを考えて午前中は日が当たって午後から陰になるような半日陰が無難です。鉢やプランターで場所を移動できるなら、日当たりの良い場所で育て、夏だけ半日陰の場所に移動させるようにしても良いでしょう。冷涼地では夏も弱らず元気なことが多いです。耐陰性は強めで、多少日当たりの悪い場所でも育ちます。
耐寒性は強く、冬に防寒する必要はありません。また、寒さで葉が枯れることがありますが春になると芽を出して前年同様に生長します。
水やり・肥料
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。土が極端に乾くと生育が悪くなるので気をつけましょう。
用土
水はけと水もちの良い用土。赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土など。
植え替え・植え付け ポイント
植え替え、植え付けは夏の気温が高い時期を除いていつでも可能です。ただし、充分根が張る前に霜柱に合うと株が持ち上げられて浮いてしまうことがあるので、寒冷地では冬の植え付けは避けたほうがよいでしょう。株の中心が土に埋まってしまうほど深く植えると生長に良くないので、植え付ける際は深くなり過ぎないように気をつけましょう。
ふやし方
さし木、株分け、タネまきでふやすことができます。
で茎頂部分を切り取り、用土に挿します。株分けは3月~4月もしくは10月~11月頃が適期で、這うように伸びる茎にできる子株を根ごと掘り上げて植え付けます。
かかりやすい病害虫
カイガラムシやウドンコ病が発生することがあります。
その他
野生種は自生地の違いで「岩場など水はけのよい場所を好むタイプ」、「林の下など半日陰で湿り気のある場所を好むタイプ」の2つに大きく分けられます。ただし、最近広く普及する園芸品種は色々な種がかけ合わされてできたもので、どちらのタイプかははっきりと線引きできませんし、あまり深く考える必要はありません。
まとめ
日当たりを好むが暑さが苦手
やや湿り気を好む、強い乾燥に注意
植え付ける際は深植えにならないように気をつける
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