葉の表裏、織りなすコントラスト
ヘミグラフィス
レパンダ |
科名:キツネノマゴ科学名:Hemigraphis原産地:中国南部 東南アジア 日本草丈:50cm~70cm主な開花期:5月-7月栽培難易度:
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〔〕内は学名、H.はHemigraphisの略
ヘミグラフィスとは
熱帯アジアを中心として約60種が分布します。日本にも沖縄の宮古島に、ミヤコジマソウ〔H. okamotoi〕が自生します。毎年育つ多年草が多いですが、一年で枯れる一年草や低木になる種もあります。茎はあまり立ち上がらず、横に這うようにして伸びていきます。その性質を活かして植物園などでは下草(グランドカバー)として用いられています。
園芸でよく見かけるのは、レパンダ〔H. repanda〕とアルテルナタ〔H. alternata〕の2種、もしくは園芸品種のエクソティカ〔H. 'Exotica'〕で、観葉植物として扱います。葉の裏が深い紫紅色になり、表のコントラストとが美しいです。花は1cmほどで白色、1日でしぼむ短命な花です。
レパンダはスラウェシ島(インドネシア)原産と言われています。葉は長さ6~7cmで細長く、フチに緩くぎざぎざが入ります。葉色は表が黒灰緑色で赤みが出ることもあります。
アルテルナタはマレーシア原産で、葉っぱがやや丸っこくフチにぎざぎざがあります。その葉姿から、シソモドキの和名があります。葉表が灰緑色で光沢があり、日差しが強いと赤紫色が入ります。
エクソティカはニューギニアから導入された品種です。葉は長さ5cm前後のタマゴ型、葉のフチが波打ち表面がでこぼこになります。仲間に不規則にクリーム色や紅色の斑が入るエクソティカ・バリエガタ〔H. 'Exotica Variegata'〕があります。
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