ハエマンサスの育て方
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- 科名
- ヒガンバナ科
- 学名
- Haemanthus
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- 初夏もしくは秋
- 大きさ
- 20cm~60cm(開花時)
- 耐寒性
- 種により異なる
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・夏生育型は冬、冬生育型は夏に休眠
- ・過湿は厳禁、休眠期は断水
- ・種によって耐寒温度が大きく異なる
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
球根の植え付け | 4月(夏型) 7月(冬型) |
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肥料 | 1月(冬型) 7月(夏型) |
日常の手入れ
生育サイクルの違いで「冬生育型(冬型)」と「夏生育型(夏型)」に分けられます。育て方が若干異なりますので購入する際はどちらのタイプであるかを確認した方がよいでしょう。特に休眠期は一切水を断つので、タイプにより大きく異なります。
日当たり・置き場所
さほど強い光を必要としないので一年を通して屋内で栽培できます。真夏は風通しのよい半日陰の場所で育てます。それ以外の季節は窓越しの日光に当てて育てましょう。
種によって耐寒温度が大きく異なります。アルビフロス(マユハケオモト)は寒さに非常に強く凍らせなければ越冬可能です。それ以外はどちらのタイプのも寒さにはあまり強くないので、最低5℃以上を保てるようにしましょう。常緑性の種は8℃以上保てると葉も美しく鑑賞できます。
水やりと肥料
過湿にすると球根が腐ります。生育期間中は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。休眠期に近づくにつれて徐々に水やりの回数を少なくして乾かし気味にして休眠を促します。休眠期は一切水を与えません。
肥料は生育期間中に液体肥料を月に1回の割合で与えます。肥料は控えめでかまいません。
適した土
水はけがよく肥えた土が適しています。赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
植え替えは原則として休眠期の末、生育期に入る少し前に行います。冬生育型(夏に休眠)は8月頃に、夏生育型(冬に休眠)は4月頃に行います。5号~6号鉢(直径15~18cm)に1球が目安で、球根の肩が地上に見えるくらいの浅植えにします。
ふやし方
アルビロスはタネまき、分球でふやすことができます。その他の品種も分球でふやすことができますが分球しにくく、できても3~5年に1回くらいでしょう。それに対してアルビフロスは分球しやすく、簡単にふやすことができます。
タネは熟したものを採集しすぐにまきます(採ってすぐにまくことを「とりまき」といいます。保存しておくと極端に発芽率が下がるものの場合「とりまき」します)。発芽して花が咲くまで最低3年から4年かかります。
かかりやすい病害虫
アルビフロスはさほど害虫が付きませんが、それ以外の種はハダニが付くことがあるので、見つけ次第殺虫剤で駆除します。