ハーデンベルギアの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- マメ科
- 学名
- Hardenbergia violacea
- 用途など
- 鉢植え 庭植え
- 開花期
- 3月~5月
- 大きさ
- 高さ50cm~3m(つる性)
- 耐寒性
- ふつう(霜に注意)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・耐寒温度は2℃~3℃、寒風や霜に注意
- ・真夏は直射日光を避ける
- ・肥料は与えすぎない、特にチッソ分は控えめに
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植えかえ | 5月 |
---|---|
肥料 | 5月~7月 |
日常の手入れ
花が終わったら花がらはこまめに摘み取り、いつもきれいにしておきましょう。つるが長く伸びて、3m~4mに達することもあります。絡まりあってぐちゃぐちゃになる前に適当なところで切り戻しを行いましょう。よく芽吹くので、ある程度刈り込むこともできます。
日当たり・置き場所
一年を通して日当たりのよい場所で育てます。強い直射日光はよくないので、真夏だけ半日陰の場所に置きます。特にベランダでコンクリートの上に直置きすると、暑さで生育が弱ることがあるので、棚の上に置いた方がよいでしょう。過湿もいやがるので、雨のよく降る時期はベランダなど雨のかからな場所に置きます。
耐寒温度は2℃~3℃、暖地や平地なら戸外で越冬できます。ただし、霜や寒風に当てると株が傷むので気をつけましょう。不安な場合、冬は室内の日当たりのよい場所に移動させます。 置き場所を替えられる鉢植えのほうが管理しやすいですが、露地植えでフェンスや壁に這わせて育てることもできます。
水やりと肥料
過湿、乾燥ともに苦手なので、水やりが重要なポイントのひとつになります。生育期は土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えるようにします。冬はほぼ休眠状態になってしまうので水はさほど必要としません。土の表面が乾いて数日たってから水を与えるようにして乾燥気味に管理しましょう。
肥料はさほど多くを必要としません。花後5月~7月にかけてゆっくりと効く粒状の肥料や固形の油かすを月に1回株元に施します。マメ科の植物全体にいえることですが、窒素分の多い肥料を与えると葉が茂りすぎて花が咲きにくくなりますので気をつけましょう。
適した土
水はけの良い土を好みます。赤玉土(小粒)5:腐葉土3:川砂2の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
根が鉢の底から出て来るくらい伸びていたら一回り大きな鉢に行います。植え替えは花後が適期で、その後の生育を考えて6月頃までに行いましょう。
ツルがよく伸びるので支柱を立ててつるをからませるようにしましょう。アサガオなどに用いられるあんどん支柱を使うとまとめやすいです。
ふやし方
さし木でふやすことができます。枝を先端から5cmくらいに切り取り赤玉土や川砂を入れた鉢に挿します。適期は5月です。乾かさないように管理するとやがて根が出てきて生長をはじめるので、秋頃に鉢に植え付けます。2~3本まとめて植える方がボリュームが出ます。
タネができるのでタネまきでもふやすことができるのではないかと思いますが、詳細は不明。
かかりやすい病害虫
特にありません。
関連する植物
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フジ
つる性の落葉高木で、日本では古くから親しまれている。