育て方はこのページの下
- 科名
- ラン科
- 学名
- Aerides
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- 6月~11月
- 大きさ
- 高さ10cm~1m
- 耐寒性
- よわい
- 難易度
- ★★★★☆(ややむずかしい)
育て方
- 湿度を保つため、こまめに霧吹きで水をかけます
- 冬以外は日除けを行います
- 越冬温度は13℃~15℃が理想
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 4月下~9月 |
---|---|
肥料 | 5月~9月 |
日常の手入れ
花が枯れてきたら花茎の根元から切り落として株が余分な栄養を消費しないようにしましょう。
日当たり・置き場所
風通しの良い場所を好みます。春~秋は屋外で鉢を吊して栽培します。直射日光に当てると葉が焼けるので春と秋は30%、夏は50%の日除けが必要です。広葉樹の枝などに吊しておくと日除けにもなり、風通しも良いので理想的です。日照不足になると羽メガできにくいので、暗い場所は適しません。
寒さに弱いので冬は室内に取り込み日当たりの良い場所で育てます。越冬温度は13℃~15℃が理想的ですが、7℃~10℃をキープできれば生長は止まりますが、枯れることはありません。
水やりと肥料
空気中の湿度が高い環境を好み、根がいつも湿っているような状態を嫌います。水やりはこまめに霧吹きなどで株全体を湿らすように与えましょう。冬は15℃以上気温が保てれば成長を続けるので水を与えます。それ以下の気温だと休眠にはいるので、水やりの回数を控えめにして乾かし気味にします。
肥料は春から秋の生育期に与えます。目安は月1回、薄めの液体肥料を葉や株全体にかかるように霧吹きなどで与えます。固形肥料を使用する場合はゆっくりと効くタイプのものを網状の袋やストッキングなどに入れて株にくくりつけて吊しておきます。水がかかるごとに少しずつ肥料成分がとけて根や葉にかかります。
適した土
根が過湿になると根ぐされをおこしやすいので、水ゴケなどの植え込み材料は基本的に使用しません。木枠のバスケットに根をからませたり鉢を使用する場合は株を固定するためにヘゴ材を角切りにしたもので植え付けます。ヘゴ板にくくりつけて吊して栽培する方法もあります。
植え替え・植え付け
気温が15℃以上保てる時期ならいつでも植え替えは可能です。根がからまっている場合は折らないようにていねいに根をはずして丸くまとめて鉢や木枠バスケットにすっぽりと移し替えて株を固定させるためにヘゴ材などをすき間に詰めます。
ふやし方
子株がでることがありますのでそれを取り外して植え付けます。あまり小さな子株だと株分けしても育たないので、根が2~3本以上伸びている子株を目安に株分けします。
かかりやすい病害虫
とくにありません。