育て方はこのページの下
- 科名
- キョウチクトウ科
- 学名
- Allamanda
- 用途など
- 鉢植え
- 大きさ
- 高さ60cm~6m
- 耐寒性
- よわい(5℃~10℃以上)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
- メモ
- 種によって耐寒性が異なる
育て方
- 高温下でよく育ちます
- ヒメアリアケカズラは低温に強く5℃まで耐えます
- 生育期は水と肥料を切らさない
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 5月 |
---|---|
剪定(刈り込み) | 4月下~5月上 |
剪定(間引き) | 6月~9月 |
さし木 | 6月~7月 |
肥料 | 5月~10月 |
日常の手入れ
剪定(間引き)
生育が旺盛で特につる性の品種は混み合ってくると風通しが悪くなり株の根元まで充分に日光が当たらなくなり生育が衰えます。混み合ってきたら邪魔な枝を間引いて風通しを良くしましょう。
花は新しく伸びた枝先付近に付きます。春~夏にばっさり刈り込んでしまうと花数が少なくなるので気をつけましょう。あくまで邪魔な枝を枝分かれしている箇所から切り落として整理する程度にとどめます。特に夏は枝がぴんぴん伸びて先端を切りたくなりますがガマンします。作業は生育期間なら随時可能です。
剪定(刈り込み)
枝を刈り込む場合は春に芽がふくらんで生長はじめる直前が適期です。場所や状況に応じて全体の1/2くらいばっさり刈り込んでも大丈夫です。
日当たり・置き場所
一年を通してよく日光の当たる場所で栽培しましょう。花付きをよくする最大のポイントは、まず日によく当てることです。
アリアケカズラは冬の寒さに弱く最低でも10℃以上の気温が必要なので10月の終わりには日当たりのよい室内に取り込みます。日本では沖縄以外では地植えでの栽培は無理なので鉢植えで栽培しましょう。熱帯地域ではつるの伸びる性質を利用して垣根などにも利用されます。
ヒメアリアケカズラの場合
ヒメアリアケカズラは寒さには強く5℃以上の気温があれば容易に冬越しが可能です。寒さの厳しい季節なら室内に取り込んで管理しますが、平地ならば年間を通して外に出しっぱなしでも大丈夫です。霜に当たっても、運がよければ生き残りますが、やはり避けた方が無難です。
水やりと肥料
生育期は水を切らさないように、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。特に真夏はよく水を吸うので乾燥に注意しましょう。冬は生育がにぶるので通常よりも水やりの回数を控えめにします。
肥料は春から秋にかけて期間をあけて2ヶ月半ごとに1回、株元に固形の油かすか錠剤の肥料を与えます。
適した土
水はけがよく、有機質に富んだものがよい。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
基本的に鉢植えで育てます。2年くらい育てていると鉢のなかか根でいっぱいになってしまい、根の伸びる余地がなくなり水を吸わなくなります。そうなると下の葉が落ちてきたり花が咲かなくなってしまうで一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの適期は生育が旺盛な5月~6月です。
ふやし方
さし木でふやすことができます。適期は6月~7月です。さし木は間引き剪定を行った際の枝を利用するとよいでしょう。枝(もしくはつる)を2~3節の長さに切り取ります。切り口から乳液が出てくるので洗い流して水に1時間ほど挿します。充分吸水させた後、川砂やバーミキュライトを入れた鉢や容器に挿します。根が出るまで1ヶ月近くかかるので、半日陰の場所に置いて乾かさないようにしましょう。生長をはじめたら徐々に日の光に慣らし、最終的に日当たりのよい場所で育苗します。
かかりやすい病害虫
害虫:アブラムシ・カイガラムシ・ハダニ
アブラムシは主に新芽や茎、つぼみにつきます。ハダニは高温乾燥期、主に葉裏につきます。見つけ次第薬剤を散布して駆除します。カイガラムシは茎に付着することが多いですが、薬剤が効きにくいので発生が少ない場合、こすり落として駆除します。
関連する植物
-
ストロファンツス・プレウシー
キョウチクトウ科 難易度★★★☆☆
つる性の熱帯花木。花びらの先端外とのように細く長く伸びる