育て方はこのページの下
- 科名
- イワタバコ科
- 学名
- Achimenes
- 用途など
- 鉢植え
- 大きさ
- 高さ15cm~80cm
- 耐寒性
- よわい(休眠時で5℃~10℃)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
- メモ
- 生育期と休眠期を理解する
育て方
- 極端な高温と低温に注意
- 生育は半日陰の場所が適します
- 生育期は湿潤、休眠期は乾燥
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
球根植え付け | 5月 |
---|---|
肥料 | 5月~7月 |
日常の手入れ
摘心(芽先を摘む作業)
枝分かれしにくい性質があります。そのまま育てると上には伸びますが横には茂らず、ひょろひょろした感じになります。本葉4~5枚の頃に枝の先端の芽を摘み取ります。そうすると、横からわき芽が伸びてきてバランスよく茂ります。
支柱を立てる
茎が倒れやすい品種は、伸びてきたら支柱を立てます。市販のあんどん支柱を使うと手軽です。支柱を立てずに吊り鉢に仕立てもおもしろいでしょう。
日当たり・置き場所
強い日射しが苦手なので、半日陰の場所で育てます。室内でも真夏はカーテン越しの日射しがよいです。夏は高温でバテることがあるので、風通しのよい場所に置きます。置き場所に気をつかって上手に育てると、夏を乗り切って秋にも開花します。
水やりと肥料
生育期(春に芽が出て、花が咲いて秋に地上部が枯れるまで)は土が常に湿っている状態にします。土の表面を触って半乾き状態なら、たっぷりと水を与えます。水はけのよい用土なら、受け皿に水を張って底面から吸水させても良いです。受け皿の水が減ってきたら足せば良いので、管理は比較的しやすくなります。葉っぱに細かい毛が生えており、水がかかると水滴が残って、葉が傷むことがあります。水は株元から静かにやるようにします。
秋に葉が黄色く枯れはじめ、休眠に入ったら水やりを一切やめます。5℃~10℃キープできる場所で、鉢ごと乾燥貯蔵します。
肥料は花の咲く時期に、普通の草花に与える倍に薄めた(市販されている希釈タイプの液体肥を2000倍に薄めたもの)を週1回の割合で与えると花つきが良くなります。
適した土
赤玉土4:ピートモス4:砂2の割合で混ぜた用土を使用します。
植え替え・植え付け
植え付けと芽出し処理
植え付けの適期は5月です。植え付ける深さは3cmくらい、鉢の大きさは5号鉢(直径15cm)に1~3球を目安に植え付けます。確実に育てたい場合、前処理として芽出しを行っても良いでしょう。適期は3月~4月です。球根を湿らせたバーミキュライトの中に植え付けて25℃前後を保ちます。球根が芽を出したら掘りあげ、鉢に改めて植え直します。
球根の掘り上げ
鉢ごと乾燥貯蔵した球根を、春に掘り上げます。球根はデリケートなので、表面に傷を付けないよう、やさしく扱います。傷の部分から黒ずんで、球根がダメになることがあります。
ふやし方
自然に球根が増えます。春に植え替えるとき分球して植え付けるとよいです。
さし芽は5月頃に枝の先端を10cmくらい切り取り、土に挿します。
かかりやすい病害虫
害虫:ホコリダニ
関連する植物
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ストレプトカーパス
イワタバコ科 難易度★★★★★
暑さ、寒さに弱く日本の気候では栽培しにくい